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中日ドラ1のブライト健太に立浪監督が直接指導!「そこだけは直さないといけない」と指摘したポイントは?

立浪監督の直接指導に、ブライトは何を感じたのか。写真:滝川敏之
立浪和義新監督の元、11年ぶりの優勝を狙う中日が沖縄・北谷でキャンプをスタート。2日目はあいにくの雨に見舞われ、全てのメニューが室内練習場で行なわれた。

【沖縄キャンプPHOTO】『All for Victory ~すべては勝利のために~』中日の沖縄キャンプがスタート!

その雨の恩恵を受けたのが、ドラフト1位ルーキーのブライト健太だ。第1クールは、選手の観察に主眼を置くとしていた立浪監督が「雨で室内になって、時間に余裕ができた」と、ブライトに初めて打撃指導を行なったのだ。立浪監督自らが上げるトスを受けてのティー打撃。中村紀洋打撃コーチも交えた特別レッスンで、ルーキーは一体、どんな指摘を受けたのか。

「自分はどうしても左肩が下がってしまうので、そこを並行に出すようにということ。あと、動きを考えすぎてしまうところもあるので『打席に入る前、形は意識するくらいでいいから、振りなさい』と、言われました。中村コーチからは、打つときに前(左足)で入ってしまうので、意識は後ろ(右足)でしっかり回ることを意識するよう指摘を受けました」

ブライト自身も気になっていたポイントだった。大学までは自分の感覚だけで対応できていたが、新人合同自主トレやキャンプ初日でズレが出ていることを感じていた。自分でも一番悪い状態のバッティングと自覚する中、立浪監督のひと言が新たな取り組みへの背中を押した。
「昨日より、振れていたかなと思います。自分の感覚だけで、今まではやっていけたとしても、今後は通用しない。いろいろと試していく中で自分に合った形を見つけていこうと、元々キャンプイン前から思っていたことなので、指導していただけたことは、すごくありがたいと思いました」

指導した立浪監督は、その理由をこう述べた。

「ルーキーですから、しばらくは今までやってきたことを見ていればいいんですけれども、キャンプ期間は1か月もない。左肩が下がっていると、バットが下から煽ってしまうので、そこだけは直していかないといけないポイントだったので、指摘しました」

指揮官が想定していなかったルーキーへの直接指導。天気のいたずらが生んだサプライズは、”恵みの雨”となったのか。

「打球の速さは少し改善されたかなと思いました。ただ、まだまだ遅いですし、ミート力もない。それは今後、上がってくると思います。昨日に比べたら全然良かったです。長打力を見てドラフトで獲ってもらったと思っているので、そこは追求していきたい。即戦力として活躍できるよう、実力を伸ばしていきたいと思います」

自らも手応えを感じたブライト。期待のドラ1ルーキーは、雨上がりの空に大きな虹をかけることができるか。今後のアピールに注目したい。

文●岩国誠

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