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「球界は求めていたものを手に入れた」大谷翔平への賛辞はオフシーズンも止まず!米メディアがMLB人気回復の救世主に指名

球史に残る活躍で世界を沸かせた大谷。来季も様々な話題を作ってくれることだろう。(C)Getty Images
 アメリカで人気のプロスポーツと言えば、MLB、NFL、NBAが筆頭に挙げられるが、その中でもNFLの人気は群を抜いている。その証拠にNFLの優勝決定戦であるスーパーボールの視聴率は毎年40%前後を誇る。

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 一方、MLBのワールドシリーズの視聴率は6%前後。かつては米国でベースボールが国民的スポーツと言われていた時代もあったが、現在はベースボールは死にかけているという議論がたびたび展開されている。

 しかしながら、昨年ほどMLBが注目された年はなかったと言えるだろう。それはもちろん、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平の活躍によるところが大きい。

 昨季の大谷は打っては本塁打王争いに最後まで絡む46本塁打、100打点、103得点をマーク。投げても防御率3.18、156奪三振を記録。リアル二刀流で球界を席巻した偉才は、ベーブ・ルースですら成しえなかった史上初となる投打5部門での「クインタプル100」(イニング、奪三振、安打、得点、打点)もやってのけた。

 それに加えて、アメリカン・リーグのMVPを満場一致で受賞した他、数々の賞を手に入れた。賞は野球界に留まらず、日本人男子初の2021年の「最優秀男性アスリート賞」に選ばれるなど、今や米国のスポーツ界を代表する顔と言っても過言ではない。
  そして、パフォーマンスのみならず、試合中のマナー、審判や他の選手に対する紳士的な態度などもメジャーを飛び越えて、評価された。

 エンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』でエバン・デサイ記者は、「ショウヘイ・オオタニは、MLBをNFLやNBAよりも人気のあるスポーツにする使命がある」と題した記事の中で、「ベースボールが、かつてそうであったように、また現在そうあるべき姿に成長するためには、球界はこれまでに見たことのないものを必要としていたのだ。オオタニは二刀流を復活させ、ベースボール史上最高のシーズンを送ることで、球界はまさに求めていたものを手に入れた」と賞賛している。

 現在、ロックアウトにより、MLBは開幕が遅れる可能性が出てきているものの、大谷への期待感はしぼむことはない。来季も『Show Time』でメディアやファンを大いに沸かせ、ますます野球を魅力あるものにしていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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