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「野球界の恥だ」サイ・ヤング賞右腕シャーザーへの“粘着物質検査”が現地メディアで物議!「頭がおかしい」<2021百選>

ジラルディ監督の要求でイニング途中に粘着物質検査を受けるシャーザー。(C)Getty Images
2021年のスポーツ界における印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回取り上げるのは、今年6月からMLBの投手に義務付けられた“粘着物質検査”について。執行間もないタイミングでは、この新ルールを巡って、大投手も抗議する事態が起きた。

記事初掲載:2021年6月24日

――◆――◆――

MLBが定めた“粘着物質検査”が物議を醸している。

現地時間6月21日にMLBは、すべての試合で審判が1登板につき1度以上、異物付着(滑り止めのロジン以外)の有無のチェックをするよう6月21日から“新ルール”を施行。違反と判断された選手は即座に退場となり、10試合の出場停止処分が科されるというものだ。

そして施行間もない現地時間6月22日のワシントン・ナショナルズ対フィラデルフィア・フィリーズの試合中の出来事が波紋を呼んでいる。

【動画】シャーザーが激怒!敵将と一発触発の危機も…

この日、ナショナルズの先発を託されたベテランのマックス・シャーザーは、1回と3回終了後に審判から帽子やグラブなどのチェックを受けた。ところが、汗を気にしてなのか、何度も髪の毛を手で触れる仕草を見せる。これを見たフィリーズのジョー・ジラルディ監督が、審判団に再検査を要求。

審判団はこの要求を受け、4回途中にも関わらず再度チェックのためマウンドへ向かった。するとシャーザーが憤慨し、グラブと帽子を地面に投げ出すと、ユニホームのズボンを脱ぎだし潔白を抗議したのだ。

問題はこれだけで終わらなかった。検査を何事もなくクリアしたシャーザーは、5回に最後の打者を空振り三振に仕留めると、ベンチに向かいながらジラルディ監督を睨みつける。これに敵将は激高しダグアウトから飛び出すと、審判に退場処分を言い渡されたのである。
野球関係者をはじめファンやメディアの間で、この出来事は話題となっている。とりわけ、相手の監督の要求にイニングの途中で応えた審判団の行動に、現地メディア『The Athletic』のグラント・ポールセン記者は、「野球界の恥だ。ジョー・ジラルディ監督はマックスをもう一度調べた。これは本当にふざけているよ」と言及。

また『The Washington Post』に寄稿するジェシー・ドウアティ記者も「なんてこった、頭がおかしいよ」と、審判団の行動を批判している。

23日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が“新ルール”適用されて初の登板を迎える。シャーザーの様にリズムを崩されることがないことを祈ると同時に、同ルールの今後の動向にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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