「馬鹿げた見解は止めろ!」ゲレーロJr.が真のMVPと主張する記者に反論が殺到!「プレーオフの議論を用いるな」<2021百選>
2021年のスポーツ界における印象的なニュースを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回クローズアップするのは、アメリカン・リーグMVPの投票結果についてのニュース。大谷翔平の初受賞に日米が沸くなか、ライバルであるブラディミール・ゲレーロJr.が所属するトロント・ブルージェイズの地元メディアからは不満の声も挙がった。
記事初掲載:2021年11月19日
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現地時間11月18日、ロサンゼルス・エンジェルの大谷翔平がアメリカン・リーグのMVPを獲得し、2001年のイチロー以来20年ぶり、日本人2人目となる快挙を成し遂げた。
30人の記者全員が“二刀流”として今季異彩を放ったサムライ戦士を選び、文句なしのMVPだ。それにも関わらずカナダ放送局『Citytv』で司会者を務めるシド・セイゼイロ氏は、「ショウヘイ・オオタニが率いるエンジェルスは8月1日時点で地区首位と11.5ゲーム差に引き離されていた。一方、ブラディミール・ゲレーロJr.が率いるトロント・ブルージェイズはシーズン最終日に撤退した」と言い、こう続けた。
「ブラッディJr.が真のMVPだ!ある時点で“価値ある”かが重要になる」
この発言には多くのファンや記者らが反応し、波紋を呼んでいる。統計データを提供する『FanGraphs』のポール・スポラ氏は、「馬鹿げたプレーオフの議論を用いるな。ゲレーロJr.も出場していないので、用いるべきではない!その話題を持ち出すなら、ゲレーロが出ているべきだ」と否定。ミズーリ大学が運営する『KCOU Sports』のアダム・ローゼン記者は「馬鹿げた見解にうんざりだ、止めろ!」と不毛な議論をシャットアウトした。
2桁勝利にあと1つ届かなかったが、9勝2敗、防御率3.18で打っては46本塁打、100打点、26盗塁と、連日のように球場を支配していた27歳。その圧巻のパフォーマンスで獲得したMVPに多くの人が納得しているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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