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「内野のオプションとしても見ている」鈴木誠也の内野起用に米メディアが言及!西海岸球団が獲得に名乗りとも

走攻守揃った鈴木の可能性を米メディアも探っているようだ。(C)Getty Images
 日本のプロ野球は現在、シーズンオフの話題で賑やかだ。最近では、両リーグの表彰選手の発表が行なわれ、各球団の主力級の名前が紙面に躍っている。

 今オフの主役の一人と言える、広島カープからポスティングでのメジャー移籍を目指している鈴木誠也は、2021年のセ・リーグベストナインに選出された。打率.318、38本塁打、88打点など、打撃部門で高い数字を残したこともあり、6年連続6度目の受賞。また、ゴールデングラブ賞の外野手部門にも名を連ね、こちらは3年連続、通算で5度目となる栄誉を手にした。

 金メダルを獲得した東京五輪でも4番に座るなど、日本球界を代表する打者が勲章を手にし、さらなる舞台に羽ばたこうとしている。

 メジャーリーグ(MLB)では多くの球団が、ロックアウト後に日本人スラッガー獲得へ動き出すと伝えられている。米スポーツメディア『the Score』では、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズなど、西海岸の球団が鈴木獲得へ名乗りを上げたと報じた。
  記事では、ジャイアンツ、マリナーズとも、外野陣の主力選手の名前を挙げており、両チームの外野手の顔触れは豊富であると述べている。その上で、鈴木獲得を有力視する理由として「両チームは、内野のオプションとしてスズキを見ている可能性が考えられる。この27歳は、好みのポジションである右翼に加え、遊撃、三塁の経験もある」と、内野手としての起用についても言及。さらに、「マリナーズのジェネラルマネージャー、ジェリー・ディポトは、インパクトのある打者を求めているようだ」として、鈴木の打撃力に関心を寄せていると綴っている。

 また、同メディアは「ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキース、トロント・ブルージェイズもスズキを追いかけている」と他に獲得を目指している球団名も掲載。加えて「日本で9年の素晴らしいキャリアを積んでおり、トップクラスのフリーエージェントの1人だ」と、プレーヤーとしての資質を高く評価した。

 これまで、打撃力、そして外野守備が評されてきた鈴木だったが、ここにきて内野起用の話題も聞こえ始めたようだ。もちろん、新天地決定も含め、プレー面においてもあらゆる可能性が考えられるメジャー移籍。野手として多くの魅力を備えた、鈴木の次なるステージでの活躍に期待が高まる。

構成●THE DIGEST編集部

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