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「彼への称賛はやめてくれ」大谷翔平を巡る名物コメンテーターの発言に批判の声「わざわざ理解できないスポーツを…」<2021百選>

大谷(左)の活躍に苦言を呈したスミス氏(右)。その発言が現地でバッシングの的となっている。(C)Getty Images
2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、メジャーリーグに波紋を広げた米名物コメンテーターの“問題発言”を取り上げる。シーズン開幕から止まらない大谷翔平の二刀流パフォーマンスに対し、批判の声が殺到したコメントの内容とは?

記事初掲載:2021年5月21日

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名物コメンテーターの発言が物議を醸している。

騒動の発端となったのは、現地時間5月19日に放送された『ESPN』のスポーツトークショー番組『First Take』での一コマだ。ホストのマックス・ケラーマン氏がロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平について話題を振ると、コメンテーターのスティーブン・A・スミスが次のようにコメントした。

「彼のことを称賛するのはやめてくれ。打率なんか.371じゃなくて.271だ。アメリカン・リーグ西地区では3チームが(エンジェルスより)先行しているじゃないか」

【動画】「彼を称賛するのはやめてくれ」スミス氏が大谷についてコメントする実際の映像(1:58~) 開幕から連日のように話題を振りまいている大谷は今季、登板した6試合中4度の“リアル二刀流”をこなして1勝0敗、防御率2.37、45奪三振。打っても両リーグ単独トップの14本塁打に加え、打率.272、33打点、6盗塁という好成績だ。

その中で発した今回のコメントに対しては多くの批判が寄せられており、米スポーツ専門サイト『FANSIDED』は同騒動についての記事を掲載。大谷が残した今季ここまでの成績を振り返ったうえで、「これらの業績は信じられないものだ。それを軽視するのはもっとひどい」と反応した。

また、米メディア『The Spun』は「彼が現在フィールドで素晴らしいプレーをしていることは否定できない」としたうえで、「わざわざ自分が理解できないスポーツを批判し始める必要はないだろう」と言及。そして、記事の最後には「スミス氏の見解についてどう思いますか?」と読者へ問いかけている。

一方この日、投打同時出場を果たした大谷は、5回途中まで投げて2失点5奪三振と好投。勝利を挙げられなかったものの降板後はライトへ回り、6回の第3打席でバント安打を決めるなどして、幅広い活躍を見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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