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大谷翔平が二刀流で躍動できたワケは?試合前のルーティンで「エリートレベルをキープできた」と専門メディアが特集

投打ともに異彩を放った大谷。その活躍の背景に米専門メディアが着目した。(C)Getty Images
今シーズン投打の二刀流で偉業を成し遂げた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。“野球の神様”と称されたベーブ・ルース以来の本格的な二刀流スターの活躍に、世界中のファンや関係者は熱狂した。

【動画】今季MVPを受賞した大谷!試合前に行なっていたルーティンをチェック

メジャー4年目を迎えた2021シーズンは、23試合でマウンドに上がり9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。打者としては打率.257、出塁率.372、長打率.592、OPS.965、46本塁打、100打点、26盗塁と異次元ぶりを発揮した。

世界のトップ選手が揃うMLBで、なぜ“二刀流”として開花できたのか。今回、27歳が躍動した要因を地元専門メディア『Halo Hangout』が特集した。記事によれば、試合前にゴム状で出来た「プライオボール(ウェイトボール)」と、ボールスピードを計測する「ポケットリーダー」を使用したトレーニングをルーティンとして行なったことだという。その甲斐もあり「シーズンを通してエリートレベルのプレーをキープできた」と伝えている。

実は「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も、シーズン中からこのルーティンに注目していた。

「彼は恐らく、投球時に適切な動きか確かめている。なぜなら腕の軌道をしっかり描いているからね。重いボールになれば、非効率的に腕を動かすことは非常に難しく、かえって効率的になる。そうすれば軽いボールを使用する時に腕を動かすのが速く感じるし、ピッチングモーションも合わせることができる」
さらに殿堂入りしたバート・ブライレブンの息子である、元スカウトのトッド・ブライレブン氏は、「彼は今年本当にうまくいったよね。『世界で最高の選手だからではなく、最高のルーティンがあるからできている』と言うように、彼が今年の状態をキープできれば、来年だけでなく今後も長く彼を見られる」と語ったうえで、こう称賛する。

「投手としての彼は、打者の働き方、ボールの巧みな操り方、コントロールコマンド、そして一歩引くことを理解している。グレッグ・マダックスのようにストライクを投げるタイミングもよく知っているね」

地道な努力があってこそ、“二刀流”として花を咲かせたサムライ戦士。今後のさらなる飛躍にも期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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