再契約の筒香嘉智は一塁手にコンバートか⁉パイレーツ監督が来季の構想を明かす
大谷翔平のMVP受賞や鈴木誠也のぷスティング表明など日本人選手の話題が賑わいを見せているが、FAになっていた筒香嘉智も注目を浴びている一人である。
複数の米メディアによると筒香とパイレーツは10月から対話を重ねた結果、1年400万ドルで交渉が合意に達し、メディカルチェック後に正式に契約を行なう見込みであるという。
メジャー2年目の筒香にとって、3チームを渡り歩いた今季は波乱万丈の年だった。タンパベイ・レイズでは打撃不振に陥り、5月にロサンゼルス・ドジャースに移籍。しかしながらここでも打率は1割台で、故障も相まって、不本意な成績で終わった。マイナーでフォームを修正したことが転機となり、8月からパイレーツへ移籍するとようやく本来の姿を取り戻した。パイレーツでは出場わずか43試合ながら、打率.268、8本塁打、25打点、OPS.883をマークし、持ち前の打撃でチームに貢献した。
地元メディア『DK Pittsburgh Sports』のアレックス・シュトンプ記者によると、今季は右翼で出場することが多かった筒香だか、パイレーツのベン・チェリントン監督は来季筒香を一塁手としての起用を中心に考えていると語ったという。
現在パイレーツのロースターに登録されている一塁手は、今季打率.258、10本塁打、50打点、OPS.724という成績を残したコリン・モランがいる。同記者は筒香との再契約によって、モランはノンテンダー候補となる可能性もあるが、来年からユニバーサルDH制が採用されれば、2人で共存することも考えられるという。
外野であれ一塁であれ、来季もイエローとブラックのユニフォーム姿で活躍する筒香を見ることができる。ホームランを打つたびに「ツ・ツ・ツー、ギオ」と絶叫する実況アナのコールを何回響かせることができるか。低迷が続くパイレーツに光を灯す活躍を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「ツ、ツ、ギョォォォォ!」筒香のサヨナラ3ランに現地放送局も大絶叫!
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