「いますぐに通用する!」元MLB投手が鈴木誠也に太鼓判!活躍を裏付けるメジャートップ超えの数値とは?
期待値は高まる一方だ。今月21日に契約可能選手としてMLB全30球団とのポスティング交渉が解禁されたばかりの鈴木誠也(広島)である。
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注目に値するだけの実績はある。鈴木はNPB9年間で打率.315、182本塁打、OPS.985というアベレージを残し、守りではゴールドグラブを4度も受賞。おまけに年齢もキャリアの最盛期と言える27歳なのだから、“野球の本場”から熱い視線が向けられるのも無理はない。
そんななかで、文字通り話題となっているサムライの活躍に太鼓判を押すMLB戦士も現れた。現地時間11月24日に、自身のポッドキャスト番組内で「彼の成績は信じられないほど立派だ」と絶賛したのは、元オークランド・アスレティックスの投手、ジェリー・ブレビンスである。
現役時代には主に中継ぎとして活躍したブレビンスは、2014年には日米野球のMLB代表メンバーとして来日した経験を持ち、そのキャリアで101ホールドをあげた実力派だ。
野球界の頂点を知る38歳は、和製大砲の選球眼に注目。2019年からの3年で、鈴木が241三振に対して263四球で出塁している点、さらに同期間のボールゾーンのスイング率がわずかに19.8%しかないことを切り取り、「すぐにでもMLBでやれるだけのスタッツだ」と絶賛した。
「彼の過去3年のボールゾーンのスイング率は今季の大リーグならば全体で5位の好成績だ。さらにもぎ取った四球数が三振数を上回っているのは素晴らしい実績であり、打者としてはずば抜けてセンスを感じさせるね。このスズキの特長は、いますぐにメジャーで通用するレベルにある」
さらに多岐にわたる分析を展開したブレビンスは、近年のアメリカ野球界で重要視されているフライ打球率にもクローズアップ。今季に鈴木がマークした57.1%が、MLBトップだったオースティン・メドウズ(タンパベイ・レイズ)のそれ(53%)を上回る数値だと指摘した。
今夏に行なわれた東京五輪で日本代表の4番を務めた実績もふまえ、「彼ならば、どんな大舞台に活躍の場を移そうとも気後れすることはないだろう」と推挙したブレビンス。MLBで12年のキャリアを重ね、数多のスラッガーと勝負してきた男から太鼓判を押されたのだから、鈴木には群雄割拠のアメリカでの快進撃を期待をせざるを得ない。
構成●THE DIGEST編集部
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