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「オオタニとの契約延長は今が好機だ」米放送局がエンジェルスの“今オフ課題”を指摘!シンダーガードの獲得は「始まりであるべき」

ローテの一角として期待されるシンダーガード(左)。大谷(右)との“剛腕コンビ”はチームにどんな影響をもたらすだろうか。(C)Getty Images
今季は大谷翔平の二刀流シーズンも虚しく、77勝85敗という最終成績に終わったロサンゼルス・エンジェルス。今オフは投手陣が最大の補強ポイントだが、早くもその課題解決へ向けた動きが活発化し始めている。

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現地時間11月16日、エンジェルスはニューヨーク・メッツからFAとなっていたノア・シンダーガードと1年2100万ドル(約24億円)の契約を締結。トミー・ジョン手術の影響で今季2試合しか登板していないが、同球団とって待望のエース候補獲得となる。

この発表を受け、米放送局『CBS Sports』は「シンダーガードが加入し、オオタニとマイク・トラウトの周りには何が必要か」と銘打った記事を掲載。「これで課題が完全に解決するわけではない」と警告したうえで、今オフにおける同球団のウィッシュリストを紹介した。

その中で注目したいのが、大谷に関する「契約延長」のトピックだ。今季年俸300万ドル(約3億5000万円)という“圧倒的コスパ”だった27歳は、来季が550万ドル(約6億3000万円)で、FAとなる2023年オフにはMLB各球団による大争奪戦が予想されている。
この現状を踏まえ、同局は「オオタニがFAに近づくのを放っておけるだろうか?」とエンジェルスに指摘。昇給をともなうものの、延長交渉は「今が好機だ」といい、「オオタニ側からしてもこれ以上価値が高くならない可能性があるため、互いに取引のメリットがあるタイミング」との見解を示した。

さらに、今オフ課題を「最低でもう1人、できればエース級の本格的なローテーションを加え、ライセル・イグレシアスを復帰させ、先発ショートを獲得し、そしてオオタニとの長期契約を結ぶことが成功の秘訣だ」と列挙した同局。記事の最後は次の言葉で締めくくっている。

「シンダーガードの加入は素晴らしいが、それが大きな移籍であってはならない。これは始まりであるべきなのだ」

なんとか巻き返しを図りたいエンジェルス。はたして今オフにどのような動きを見せ、来季以降の戦いへ繋げていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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