バドミントン競技を始める上で覚えるべき打ち方の種類11選
公園で行うような遊びのバドミントンであれば、ラケットの握り方や打ち方は何となくでも大丈夫ですよね。
シャトルを落とさずにラリーを続けることが目的となるので、とにかく山なりの柔らかい打ち方ができればOKです。
しかし、これが「競技としてのバドミントン」となれば話が変わってきます。
相手を前後左右に揺さぶりながら、オープンスペースにショットを打つ必要があるのです。
つまり、競技として参加するならば、様々な打ち方を覚えて実際に打てるようにしなければなりません。
この記事では、そんな「バドミントン競技を始める上で覚えるべき打ち方の種類」について解説していきたいと思います。
バドミントン競技を始める上で覚えるべき打ち方の種類
バドミントンの打ち方は、主に「11種類」存在します。
「え?そんなにあるの?」と驚いてしまう人もいるかと思いますが、競技者はその11種類の打ち方を駆使して勝負をしているのです。
それでは、具体的に1つずつ挙げていきましょう。
①ドライブ
ドライブは、ネットより少し上の高さで並行気味にきたショットを、そのまま地面と平行な軌道で打ち返すショットです。
打つ直前までは脱力して、打つ瞬間に手に力を入れ、手首を返します。
体全体を使うというよりかは、肩から先の動きで打ち返します。
インパクトの瞬間にだけ力を込めましょう。
②ロブ
ロブは、自分たちのコートのネット付近に落ちてきたシャトルを相手コートに打ち返すショットです。
かかとから踏み込んで膝をクッションにして腕のしなりを利用して相手コートの奥に打ち返しましょう。
③ハイクリア
ハイクリアは、高めに打ち返されたシャトルを打点を高めにして相手コートの奥に落とすショットです。
打ち切るのではなく、インパクトの直後に若干力を抜くイメージで打つと、シャトルの滞空時間が長くなり、シャトルも垂直に落ちていきます。
早めに落下地点に入り少し飛びながら高い打点で打ちましょう。
④ドリブンクリア
ドリブンクリアは、クリアの中でも攻撃的なクリアショットです。
ハイクリアと同じフォームで打ちますが、ハイクリアがシャトルのコルク部分を叩くイメージですが、ドリブンクリアはシャトルを横から叩くイメージで打ちます。
「速く低く」というイメージで打つと良いでしょう。
⑤ドロップショット
ドロップショットは、相手コートのネット際に緩やかに落ちるショットです。
スマッシュと同じフォームであるにもかかわらずネット際にシャトルが落ちるので、大きなフェイントとなります。
インパクトの直前まではスマッシュと同じフォームで、インパクトの瞬間だけ力を緩めましょう。
⑥スマッシュ
スマッシュは、バドミントンで一番スピードの出るショットです。
トップレベルの男子選手となると、400km/h以上のスピードになることもあります。
バドミントンの中で最も華のあるプレーの1つです。
上半身で打つのではなく、体全体で反転力を活かして打つイメージを持ちましょう。
⑦ヘアピンショット
ヘアピンショットは、ネット際のシャトルを相手コートのネット際に落とすショットです。
手首でスピンをかけるのではなく、足の踏み込みとラケットの面の作り方で回転を出すイメージで打ちます。
このショットがモノにできれば、一気に試合でも得点を奪いやすくなるはずです。
⑧カット
カットは、ラケット面でシャトルを切るように打つショットです。
ドロップに近いショットですが、カットはより直線的に落ちます。
⑨プッシュ
プッシュは、シャトルをラケットで押し出すようにして相手コートに叩き入れるショットです。
素早くネット側に走り、ラケットを持っている側の足を強く踏み込みます。
なるべく高い位置からプッシュすることで、相手コートの手前に落とすことができます。
⑩クロスネット
クロスネットは、ヘアピンと同じ打ち方なのですが、シャトルを落とす場所が逆サイドになります。
ヘアピンと織り交ぜることで有利に試合を進めることができます。
⑪バックハンド
バックハンドは、ここまで挙げた打ち方をバックハンドで行うショットです。
親指をグリップの広い部分に立てて、グリップを短く持つといった打ち方をします。
(次のページ「まとめ」へ)
Follow @ssn_supersports