サニブラウン（Photo:Christian Petersen/GettyImages）
8月19日に開幕する世界陸上は、ハンガリーの首都ブダペストで行われる。
日本代表選手の中には注目選手が多いが、花形種目である男子100メートルに出場するサニブラウンは最も注目すべき選手の1人だろう。
7月21日に行われた国際競技会では、今季ベストとなる10秒09を記録し、世界陸上への出場を決めた。
前回大会（世界陸上オレゴン）で日本時初となる決勝進出（7位入賞）を果たしており、今大会でも決勝の舞台を目指す。
男子100メートルの日本代表では、サニブラウンの他に日本選手権優勝の坂井隆一郎やアジア選手権覇者の栁田大輝も出場する。
世界記録保持者のウサイン・ボルトが引退した後、群雄割拠となった男子100メートル。
上位陣も9秒9前後とサニブラウンの自己ベスト9秒97とさほど離れていないため、決勝に進出できる可能性もゼロではないだろう。
怪我がちな点は気がかりだが、暑い時期の調整はうまいと言える。
コンディションを上げ万全の状態で世界陸上に臨んでもらいたいものだ。
栁田大輝もバンコクで行われたアジア選手権で10秒02を記録しており、世界陸上では9秒台への期待がかかる。
メダル争いはイギリス勢やアメリカ勢が中心となりそうだ。
イギリス選手権で大雨の中10秒03をマークした世界ランキング1位のツァーネル・ヒューズや5月21日に行われたゴールデングランプリで9秒88を出した世界ランキング3位のカーリー、状態を上げてきており直近の大会で9秒84を記録したケニアのオマニヤラはなどが金メダル候補となる。
予備予選は大会初日となる8月19日の19時35分（日本時間）、予選は26時43分を予定している。
準決勝は8月20日23時30分から、決勝は26時10分より行われる予定となっている。
世界陸上では、シンプルでいて奥が深い陸上の花形種目である100メートルをぜひチェックしよう。
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