• HOME
  • 記事
  • 陸上
  • 「パリ五輪陸上競技」田中希実、5000mの悔しさを晴らすべく1500mに挑む!ポイントは精神面の切り替えか
田中希実

「パリ五輪陸上競技」田中希実、5000mの悔しさを晴らすべく1500mに挑む!ポイントは精神面の切り替えか

田中希実/写真:AP/アフロ
8月6日、パリオリンピック陸上競技女子1500m予選が行われる。

日本代表の田中希実が出場予定となっており、悲願の決勝進出を目指す。

田中は先に行われた5000mでまさかの予選敗退となっており、精神的ショックから切り替えられるかが決勝進出へのポイントとなるだろう。

5000mではまさかの予選敗退となった田中

5000mでは0.98秒差で予選通過とならなかった田中は、レース後「現実が受け入れられない」と語った。

確かに東京オリンピック金メダリストのS.ハッサンや2022年世界陸上オレゴンの金メダリストG.ツェガイ、2023年ブダペスト金メダルのF.キピエゴンなど強豪がおり、格上のE.タイエや同格の選手も複数いたが、田中も十分8位以内に入る実力があった。

しかし、先頭に立ちレースを引っ張ったことで力を余計に使ってしまい、終盤にスパートする脚が残っていなかった。

「自分のオリンピックは終わってしまった」とコメントを残しており、この5000mの敗退が大きなショックとなったことがわかる。

もともと精神面に課題のある選手なだけに、ここから1500m競技までに切り替えができるのかが注目される。

ブダペスト大会の際は、1500mで準決勝敗退となった後にうまく精神的な切り替えができ、5000mでは決勝進出を果たしている。

競技の順番こそ逆だが、流れ的にはブダペストと同じであるがゆえに、田中はうまく切り替えて1500m競技に臨んでくれるはずだ。

田中のシーズンベストは4分01秒44となっており、体の状態は自己ベストに近いといえる。

自己ベストである3分59秒19を上回る走りを見せられれば、決勝進出はもちろん、東京オリンピックの8位を超える順位も可能であるといえるだろう。

果たして田中希実は5000m敗退の精神的ショックから立ち直り、ベストな走りができるのか、注目だ。

パリオリンピック女子1500m予選は、8月6日17時5分(日本時間)を予定している。

関連記事