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「パリ五輪」日本男子400mリレー、復活の桐生祥秀とエースサニブラウンがメダル獲得へのカギ!

サニブラウン(Photo:Christian Petersen/GettyImages)
パリオリンピックで2016リオオリンピック以来となるメダル獲得への期待が懸かる日本男子400mリレーだが、状態はかなり上がってきているようだ。

オリンピック前最後の実戦となった7月20日のダイヤモンドリーグ(ロンドン)では38秒07のタイムを出し優勝しており、パリでも期待できる状態であるといえる。

桐生祥秀が復活!サニブラウン合流で完全体に

銀メダルを獲得したリオオリンピックで3走を務めたベテランは、パリオリンピックで再び日本にメダルをもたらす存在となるかもしれない。

年齢的な問題もあるが、2024年は体調を崩し陸上人生で最も辛い時期を過ごした。

個人としての実力は全盛期よりも落ちているのは確かだろう。

それでも桐生は間違いなく日本が400mリレーでメダルを獲得するために必要不可欠なピースとなる。

なぜならば、コーナーの技術が日本で最も高い選手でもあるからだ。

リオオリンピックでも、桐生の3走でのコーナリングがメダル獲得に大きな影響をもたらした。

優勝したダイヤモンドリーグでも、3走を務め非常に良い走りを見せている。

バトンワークも上手いため、安心して任せられる選手だといえるだろう。

そして日本がメダルを獲得するためのもう1つの武器が、サニブラウンだ。

今回のダイヤモンドリーグには参加しておらず、今後合流しバトン練習などを行うことになるが、なんといっても日本で最も実力のある選手なだけに、1走もしくはアンカーとして日本の力となってくれるはずだ。

ダイヤモンドリーグで記録した38秒07と同じようなタイムではパリオリンピック本番ではメダル獲得はほぼ不可能となる。

37秒40という目標を達成させるためには、さらにバトンワークを完璧にすることはもちろん、サニブラウンの速さが単純に必要不可欠だ。

各バトンワークでダイヤモンドリーグよりも0.1秒縮め、サニブラウンがその速さで0.2秒縮めることができれば、37秒50代には達することができる。

このタイムであれば、メダル獲得の可能性も現実的なものとなるはずだ。

男子400mリレーの予選は8月8日、決勝は8月9日に行われる。

果たして日本は得意の400mリレーでメダルを獲得することができるのか、良いバトンワークと全力の走りに期待しよう。

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