アーセナル、明日マンチェスター・Uと対戦!冨安健洋は再びCBで出場か
冨安健洋
(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
アメリカで開催される「Soccer Champions Tour 2023」が7月23日(日本時間)から始まる。
レアル・マドリードやバルセロナ、アーセナル、ACミラン、ユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッドの6チームで行われるプレーシーズンマッチとなっているが、アーセナルは7月23日にマンチェスター・ユナイテッド、7月27日にバルセロナと対戦する。
アーセナルの冨安健洋は、先日行われたMLSオールスターとの試合で左右のCBのポジションで出場したが、マンチェスター・ユナイテッド戦とバルセロナ戦で今季CBで使われるのかどうかが判断できるだろう。
左右のCBでプレーしアピールに成功した冨安
20日の試合では、ジェズスやマルティネッリ、トロサール、ジョルジーニョ、新戦力のカイ・ハバーツがゴールを奪った。
相手はMLSのオールスターだったが、プレミアリーグ2位の実力は本物だった。
この試合で冨安は65分から出場しているが、最初は左CBを務め、その後右CBにスイッチして試合終了までプレーした。
今季は、「昨季プレーしていた右SBから左SBにポジション変更するのでは?」と予想されていただけに、両CBで起用されたことに驚いたファンやメディアは多かったはずだ。
結論を言えば、「アピールに成功した」と言えるだろう。
まずは長期離脱からの復帰で25分間だが問題なくプレーできたこと。
そして両CBで安定したプレーを披露できたことで、アルテタ監督に一定以上のアピールができたはずだ。
果たしてこの冨安のCB起用は「たまたま」なのだろうか?
右SBで出場可能なユリエン・ティンバーの獲得により、SBの人数が豊富であるためたまたまCBで出場させられたといった可能性もある。
しかし、アルテタ監督は冨安の能力を非常に高く評価しており、今季冨安を本気でCBとしてプレーさせるのではと感じる。
ディフェンスの選手でSBからCBにポジションを移すケースは意外と多い。
セルヒオ・ラモスなども、SBとしての経験を積んでからCBにポジションを移したことで、プレー幅が広がり世界ナンバーワンDFと呼ばれるまでになった。
アルテタも、今後は冨安にCBとして活躍してほしいと感じているのではないだろうか。
現代サッカーにおいては、CBは組み立てができることが最低条件となっている。
特にパスサッカーを展開するアーセナルでは、CBのパス能力の高さが非常に重要となる。
冨安に関しては、CBとしての「強さ」に関してはまだ未熟な部分もあるが、ポジショニングや組み立てるパス能力はチームの中でもトップクラスだ。
DFラインの戦力が充実した今だからこそ、冨安をCBで試していくのではないだろうか。
また、もしかしたら「CBの方が足への負担が少ない」という理由で冨安をCBにコンバートするという可能性もある。
果たして冨安は今季CBでプレーすることになるのか、マンチェスター・ユナイテッド戦とバルセロナ戦でハッキリとすることだろう。
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