トラウタニ弾でオリオールズに勝利したエンゼルス、勝率を上げるカギは「1番打者」
写真:マイク・トラウト(エンゼルス) 提供:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ
5月19日、メジャーリーグ「オリオールズ対エンゼルス」の一戦が行われ、5-6でエンゼルスが勝利した。
この試合では、トラウトと大谷翔平が共に本塁打を放つ「トラウタニ弾」が飛び出した。
これで2人は今シーズンの本塁打数を10本とし、エンゼルスは23勝22敗で貯金「1」となった。
エンゼルスが勝率を上げるカギは「1番打者」
オリオールズ戦、大谷とトラウトの本塁打などで試合を優位に進めていたエンゼルスは、いつも通りリリーフ陣が崩れ逆転を許してしまった。
それでも8回に大谷の足の速さを活かした内野安打などで逆転し、ムーア、エステべスが踏ん張り見事勝利を掴んだ。
ムーアとエステべスという2人のリリーフが好調なのは、エンゼルスにとって非常に大きい。
打撃でもレンフロー、トラウト、大谷の3人が10本塁打を記録していることからも、決して弱いチームではないと言えるだろう。
しかし、この試合でも言えることだが、安打数や本塁打数に対して得点が少ない点は気がかりだ。
トラウタニ弾も、1番打者が出塁していればさらに得点を稼げていただけに、1番打者を誰に任せるかが今後の勝率を大きく左右するはずだ。
シーズン序盤は1番のテーラー・ウォードが好調で、打率も3割を超えていたが、その後失速し結局打率も2割そこそこまで落ちてしまった。
その後、ネトを試すも結果が出ず、再びウォードが1番打者を務めた。
直近ではモニアクを試し、打率こそ良いが、トラウトと大谷との打線の繋がりはまだ見せていない。
安定して3割近い打率を残せる足の速い1番打者がいれば、トラウトや大谷の長打力がさらに活き、エンゼルスの勝率も上がっていくだろう。
やはり昨季.281の成績を残しているテーラー・ウォードが復調し1番打者を務めるのが理想的だ。
大谷を含む長打力のある3人が2番~4番に控え、好調のウルシェラと怪我から復帰するレンドンが続けば、メジャー屈指の打線となる。
そういった意味でも、やはり1番打者が結果を残せるかどうかがエンゼルスのポストシーズン進出のポイントだと言えるだろう。
大谷翔平の投打での活躍と共に、エンゼルスの1番打者が誰なのか、そしてトラウトと大谷の打席の前に出塁できるのかに注目しよう。
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