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「中日クラウンズ」を制した岩田寛が勝者の儀式を回避 「寒いからダメ(笑)」

「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で復調した岩田寛(撮影:佐々木啓)

岩田寛の2年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた「中日クラウンズ」。JGTO公式インスタグラムでは、優勝が決まった直後の岩田の動画が公開された。

動画は岩田がウィニングパットを沈め、拍手と歓声が送られるシーンから始まる。ボールを拾い上げた岩田は観客席に向かってぎこちなく両腕でガッツポーズ。最終組で共にプレーした星野陸也と蝉川泰果とグリーン上で握手を交わした。ウィニングボールを観客席に投げ入れ、クラブハウスに向かおうとしたところで、岩田が足を止めた。誰かは確認できないが、“勝者の儀式”のために待ち構えていたからだ。

“勝者の儀式”とは、ウォーターシャワーのこと。岩田は「寒いからダメ」と苦笑いしながら注意するも、「大丈夫!大丈夫!来週休みだから」と返答されている。岩田が「寒いから」と小走りで駆け抜けようとした時、ペットボトルに入った水が岩田に向かってきた。しかし、岩田は方向転換して“勝者の儀式”を回避したのだった。普段からあまり感情を表に出さないことで知られる、クールな岩田らしい一幕だ。

国内男子ツアー開幕前の2月、岩田はアジアンツアーに参加していたがすべて予選落ち。開幕後も調子が上がらずにいたものの、前週の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」にて日本人トップの4位タイ。復調した矢先の優勝だった。岩田自身も「まさかこんなに早く優勝する、できるとは思っていなかった」と、驚いたようだ。

これで通算5勝となったが、うち3勝は40代になってから。若手が台頭する中で、輝きを魅せる42歳のベテランの活躍から今後も目を離せない。

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