渋野日向子、畑岡奈紗らスター勢揃い 女子ゴルフを人気と実力で牽引、“黄金世代”を解説
現在日本の女子ゴルフシーンにおいて、人気と実力を合わせ持つメンバーが揃うのが1998年生まれから1999年生まれにかけての面々。女子ゴルフの“黄金世代”と呼ばれる彼女たちは24歳から25歳にかけてのシーズンを過ごしており、日本国内だけに留まらず、国外のツアーにも参戦し、世界でもその実力が認められるなど、今日の日本のゴルフ人気に大きな役割を果たしている。今回はそんな女子ゴルフ界を牽引する黄金世代たちを紹介していきたい。(文・井本佳孝)
勝みなみ
写真:勝みなみ(USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーにおいて、アマチュア時代の高校1年生で出場した2014年の「バンテリンレディスオープン」で史上最年少優勝を飾ったのが勝みなみ。彼女の台頭がその後の黄金世代の誕生に繋がった。2017年7月にプロテストに合格してデビューを飾ると、2018年にプロ初優勝(通算2勝目)を挙げるなど毎年コンスタントに優勝を重ね、2021年、22年にはメジャータイトルとなる「日本女子オープン」で史上3人目の連覇を飾った。賞金ランキングで2018年に9位、2020-21年に7位に入ると2022年には自己最高の4位に入るなど黄金世代の第1人者と呼ぶに相応しい活躍で存在感を示している。
渋野日向子
写真:渋野日向子(AP/アフロ)
2018年7月のJLPGAツアープロテストに合格し、翌シーズンからの同ツアー出場資格を得たのが渋野日向子。2019年は、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で20歳178日での大会史上最年少優勝を果たすと、7月にもツアー2勝目を挙げる。そして迎えた「AIG全英オープン」ではLPGAツアー初出場初優勝の快挙を達成。日本人では1977年の樋口久子以来2人目のメジャー制覇を成し遂げた渋野は、“スマイリングシンデレラ”が同年の流行語大賞にノミネートされるなど、国民的なゴルフスターとして一躍黄金世代の主役に浮上した。
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