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「どんどん太陽が隠れてやばい…」 原英莉花は夕暮れホールアウトも耐えて予選通過

危なかった…。原英莉花は日没間際で無事ホールアウト。(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<ロッテ選手権 2日目◇13日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6603ヤード・パー72>

「(コース脇に見える)おうちが並んでるところに、どんどん太陽が隠れていって、やばいんじゃないかなと思ってプレーしてました」。最終組の1組前、現地時間午後1時45分にスタートした原英莉花は、すっかり空も赤くなった午後7時前になんとかホールアウトした。サスペンデッドを不安視しながらの締めくくりだった。

「ボールは見えたけど、芝目やラインがいまいち見えなくて。看板の光が苦手なんです」。ティショットを左手前に外し、アプローチが残った最終9番パー3でボギーを叩いてしまったが、4バーディ・3ボギーと1つ伸ばし、トータル1アンダー・27位タイで予選通過を果たした。約1年8カ月ぶりの海外ツアーで、まずは最低限の仕事はできた。「また一日一日落ち着いてバーディが獲れるように頑張りたい」。ここからはトップとの7打差を追い、上位を目指すだけだ。

この日は4つあるパー5のうち、3つでバーディを奪った。「きのうはパー5で50ヤード以内のスピンコントロールがイメージできなかったけど、きょうはセカンドショットを3打目の打ちやすいところに落としてバーディにつなげられました。短いクラブで打てるところでバーディチャンスにつけたい。明日もそれができるように」。午後の風が強まったなかでのラウンドで、平均飛距離は261ヤードと前日の284ヤードを下回ったが、持ち味もしっかり発揮している。

「時間のゆとりを感じます。集中してプレーできています」。ハワイののんびりした雰囲気も心地よさを感じている。ムービングデーは午前9時49分のスタート。日没を気にせず、ノビノビとプレーすることができそうだ。(文・間宮輝憲)

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