棄権したタイガー・ウッズの脚の状態は? 前回棄権の全米プロでは「ネジが皮膚を突き破っていた」とデイが告白
<マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
タイガー・ウッズ(米国)が「マスターズ」最終日の朝、大会からの棄権を発表した。3日目は気温が10度を切り冷たい雨が降りしきる中、ギリギリで予選通過を果たしていた。だが、10番からスタートした第3ラウンドの8ホール目、17番ホールの2打目を打ったところで悪天候のためプレーは中断、その後中止なった。
タイガーは2021年2月の自動車事故で重傷を負った右足を引きずり、険しい表情でコースを去った。そして最終日の早朝、第3ラウンドのプレー再開前に棄権した。
同じことは昨年5月、「全米プロゴルフ選手権」でも起きている。急激に気温が下がった3日目に「79」と大きく崩れながらもラウンドを終えたが、その日、大会から棄権した。
タイガーの盟友、ジェイソン・デイ(オーストラリア)は、その時のタイガーの様子を自身の最終ラウンドが始まる前に語った。「昨年末にタイガーと話したとき、全米プロで大会から棄権した本当の理由を教えてくれた。右足に入っているネジがずれて皮膚を突き破っていた」。そしてマスターズから棄権したこの日の朝も、タイガーと話したという。
「昨日のタイガーはひどい状態だった。あの厳しいコンディションの中で第2ラウンドを終えて、すぐに第3ラウンドを回るというのは難しい。とても最後までプレーできる状態じゃなかった。今回はそこまでひどくなければいいんだが…」とデイは心配した。
またタイガーのキャディを務めたジョー・ラカバ氏は、大会前に「タイガーの足の状態は決して良くない。もしマスターズでなかったら、プレーはしていなかっただろう」と話していた。
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