年内にリーグ戦再開のプレミアリーグ、三笘薫はプレミアでも主役を狙う
写真:三笘薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
カタールW杯決勝トーナメント1回戦、「日本代表対クロアチア代表」の一戦は、PK戦の末にクロアチアの勝利となり、日本代表の戦いも終わりを迎えた。
大会を大いに盛り上げた日本代表にあってもっとも注目されたのは、三笘薫だろう。
そんな三笘が所属するブライトンは、年内にもカップ戦やリーグ戦が再開される。
三笘薫はプレミアリーグでも主役になれるのか
プレミアリーグのブライトンは、現在7位となっている。
近年確実に力をつけてきているクラブで、プレミアリーグの中では「中堅クラブ」に位置する。
そんなクラブにおいて、三笘はW杯直前にレギュラークラスへと成長している。
三笘のポジションには、チームの主力の1人であるベルギー代表トロサールがいるが、三笘はその活躍によってトロサールの出場ポジションを変えさせたのだ。
初めてのプレミア挑戦で、チームの主力のポジションを移動させてレギュラーを掴むというこの事実だけでもすさまじいことなのだが、三笘のポテンシャルを考えるとさらに期待したくなってしまう。
すでにプレミアのDFたちをその破壊的なドリブルで何度も切り裂いているが、まだレギュラーとしてプレーしたのは2試合程度だ。
今季の残り試合で大きなインパクトを残し続ければ、一気にプレミアリーグの主役の1人になれる可能性もあるだろう。
W杯の活躍で、三笘の名前は確実にプレミアリーグでも知られるものとなっている。
ここで活躍をすれば、いわゆる「メガクラブ」と言われる強豪クラブからのオファーもあるはずだ。
来季もブライトン?それともビッグクラブに移籍?
三笘薫がまずすべきことは、ブライトンで活躍をすることではあるが、来季に関しては今季のチーム成績によっても変わってくるはずだ。
もしも現在の順位をキープする程度で終わってしまえば、ぶっぐクラブへの移籍もあり得るだろう。
7位でリーグ戦をフィニッシュとなれば、CL(チャンピオンズリーグ)だけでなく、EL(ヨーロッパリーグ)にも出場することができない。
もしもここからチームが上昇気流に乗り、来季のCLやELの出場権を獲得するようなことになれば、三笘が来季も残留する可能性が出てくるはずだ。
25歳という年齢的にも、あまり遠回りができない。
4年後のW杯で日本代表のアイコンとしてプレーするためには、なるべく早くCLの舞台でプレーし、活躍しなければならない。
そういった意味でも、今季の後半戦、そしてシーズンが終わった後の移籍の有無の判断が非常に重要となるだろう。
リーグ戦の再開は12月26日となっている。
三笘には、万全の状態でのリーグ戦出場できるように、痛めている足首と精神的ショックを回復させてもらいたいものだ。
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