W杯、スペイン戦はガビとペドリ、ブスケツのバルサトリオがスタメンorベンチが大きなポイント
写真:ペドリ(提供:ロイター/アフロ)
いよいよ近づいてきた「日本対スペイン」の運命の一戦だが、この試合ではスペインに押し込まれる時間帯が多くなることが予想されている。
しかし、もしも中盤の選手へのプレスが上手くハマれば、日本代表にも十分にチャンスがあるはずだ。
注目は、スペイン代表の中盤のメンバー構成だろう。
ガビ、ペドリ、ブスケツのバルセロナトリオがスタメンで出場するかによって、日本のチャンスの有無は大きく変わるはずだ。
ドイツ相手に61%のボール支配率を実現させたスペインのハイレベルな中盤
カタールW杯のスペイン代表は、コスタリカ戦とドイツ戦とも中盤はガビ、ペドリ、ブスケツのバルセロナトリオが務めている。
シャビやイニエスタといったサッカー史上最高のパスサッカーを実現させた中盤のメンバーの中で、唯一現在もスペイン代表として戦っているのがブスケツだ。
34歳となったが、現在でも圧倒的なキープ力と展開力を有しており、彼からボールを奪うことは非常に困難なミッションだと言えるだろう。
18歳のスペインの至宝ガビは、バルセロナのカンテラ(下部組織)出身なだけあって足元の技術が非常にハイレベルな選手で、サイズはないが守備面でも激しくプレスを行える。
そして20歳のペドリ。
彼を一言で表すならば、「天才」だろう。
ポゼッションサッカーの中心を担うパス能力は、世界屈指だ。
ボールの持ち方が上手すぎるため、中途半端なプレスでは決してボールを奪うことはできないだろう。
このバルサトリオが中盤にいることで、相手チームは必然的にボールを保持する時間が短くなってしまうのだ。
日本戦で彼ら3人がスタメンかどうかで勝てる確率は大きく変わるだろう
スペイン代表は、2戦連続でガビ、ペドリ、ブスケツをスタメンで中盤に並べた。
しかし、中3日で行われるスケジュールやカタールの暑さを考えれば、3戦目はベンチスタートにする可能性もある。
ブスケツはドイツ戦でイエローカードを1枚受けているため、決勝トーナメントに向けて温存という選択肢もあるだろう。
また、ガビもドイツ戦後は別メニューとなっており、疲労を考慮してベンチスタートが濃厚だ。
そしてペドリもドイツ戦にフル出場していることからも、ベンチスタートとなる可能性がある。
もしもこの3人が揃ってベンチとなれば、日本代表も勝利の可能性が上がるはずだ。
代わりを務めるであろうカルロス・ソレールやコケなども世界屈指のMFであるため、日本が劣勢になるのは間違いないが、普段違うクラブでプレーしていることを考えれば、連携面でワンランク落ちるだろう。
はたして「日本対スペイン」の一戦で誰が中盤のスタメンとしてプレーするのか。
試合前のメンバー発表にも注目だ。
Follow @ssn_supersports