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米国女子ツアーならではのサービス “ハウジング”ってなんだ!?【南しずかの米ツアー情報局】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

40歳ともなれば…目線はもう親戚のおばちゃんです(撮影:南しずか)

渋野日向子、古江彩佳らが増えてますます盛り上がった米国女子ツアー。さらに勝みなみ、西村優菜も予選会に出場するなど日本勢の動向にも非常に注目だが、なかなか試合以外や海外勢の面白ろ話まで伝えるのは難しい部分も…。そこでツアーを長年取材している南しずか氏が“気になるネタ”をピックアップ。これを見れば米女子ツアー通になれるかも!

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ハウジングを利用することで「自宅に戻った気分になる」と米ツアー10年目のモー・マーティン(米国)は言う。“ハウジング”とは、大会運営側が選手のために用意する無料のホームステイシステムのこと。プロになったばかりの若手が経費節約のために利用することもあれば、ホテルよりもハウジングを好む選手もいる。

マーティンは後者である。アーカンソー州のハウジングでは、8年連続で決まった家に宿泊した。「毎年、同じおうちにお邪魔することで、家族の変化、特に子供たちの成長を垣間見ることになり、自分もその家族の一員になった気分になるんですよ。(この家族を)初めて訪ねた時、女の子は13歳でした。今では一人暮らしをし、獣医の助手をしています。いつのまにか、素敵な女性になっちゃって」と、なにやら親戚のおばさんみたいな目線。マーティンがハウジングのそんな良さを教えてくれた。また、おうちご飯も楽しみの一つだと言う。「転戦してると外食続きになっちゃうから、作りたての温かい家庭料理って、すごくうれしくて。家族にまざって、ワイワイ話しながら食卓を囲むのも好きです」。

オハイオ州でのハウジングも大切な思い出だ。2012年、そのお宅に到着し、部屋に案内された。マーティンはすごく疲れていたため「広い部屋だなー」と思いつつも、すぐ眠ってしまった。翌朝、目が覚め、意識がはっきりし、ちゃんと部屋を見回すと、ある疑問が浮かんだ。「なんか、マスター寝室っぽい?」1階へ降りて、その家のオーナーさんに疑問をぶつけてみると、マーティンの予想は的中。オーナーさん夫妻は一番いい部屋である寝室を提供し、自分達は子供部屋に移動してくれていた。「見ず知らずの私にそんな親切をしてくれたなんて」とマーティンは感動した。

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