池村寛世と婚約者でキャディも務める坂口琴音さん（撮影：鈴木祥）
きょう8月30日は、ツアー2勝を挙げている池村寛世の誕生日。1995年生まれで、きょうで27歳。身長166センチとツアーでは小柄な方だが、昨季のドライビングディスタンスは、300.53ヤードをマークし5位。直ドラを多用することでも知られる飛ばし屋だ。
鹿児島県出身。10歳でゴルフをはじめ、尚志館高校2年時にオーストラリアへ半年間のゴルフ留学に行き、プロへの意識が強まった。帰国後に高校を中退。アジアンツアーのQTに挑戦し、2013年にプロ転向。国内男子ツアーには14年から参戦し、17年に賞金ランキング74位で初シードをつかんだ。
18年シーズンは賞金ランキング39位で連続シード獲得。翌19年は賞金額こそ前年よりダウンしたものの、23試合中16試合で予選通過。平均ストロークもアップし、ドライビングディスタンスは平均303.52ヤードで全体5位に入った。
2020-21シーズンは、国内開幕戦となった20年の「フジサンケイクラシック」で8位に入る好スタートを決め、翌21年の「関西オープン」でもトップ10フィニッシュ。そして11月の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ！ツアートーナメント」では、最終日に5打差を逆転してツアー初優勝。今季6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」でツアー2勝目を飾っている。
優勝後には、「今季は複数回優勝をするのが目標で、前半戦で勝利を挙げられたのは大きい。賞金王を目指したい」と語っている。婚約者でキャディも務める坂口琴音さんの存在も大きい。ホテルではなくウィークリーマンションに泊まりツアーを転戦。遠征の荷物には炊飯器が欠かせないという。コース外でのリラックスできる時間も増え、大きな目標へと突き進んでいる。
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