ボルシアMG,サッカー,ドイツ

ボルシアMG板倉滉選手の凄さと日本代表における重要性

2022年の日本代表としては、伊東純也選手や三苫選手といった攻撃の選手やボランチの田中碧選手が新たな日本の柱として成長していきました。

しかしDF陣の場合、長友佑都選手や吉田麻也選手の衰えが話題となることが多く、頼りの冨安健洋選手も怪我がちとなっていて、ワールドカップに向けて決して順風満帆とは言えない状況です。

そんなDF陣の中にあって、数少ないポジティブな印象を与えてくれたのが、ボルシアMGへ移籍した「板倉滉選手」の存在です。

もはや日本代表に欠かせない戦力として存在感を見せています。

この記事では、そんな「ボルシアMG板倉滉選手の凄さと日本代表における重要性」について解説していきたいと思います。

2022年はクラブでも代表でも大躍進

板倉選手は、1997年1月27日生まれの25歳です。

川崎フロンターレとレンタル移籍でベガルタ仙台で数シーズンを過ごすと、プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティへ完全移籍を果たします。

この時は実力も知名度もそれほど高くなかったので、それほど期待された移籍ではありませんでした。

その後オランダのフローニンゲンにレンタル移籍すると、レギュラーとして2シーズンを経験します。

2021—2022シーズンではドイツのシャルケ04(当時2部)へレンタル移籍し、ここでもレギュラーとして活躍。

チームを2部優勝と1部復帰に導いたのです。

2部とはいえ、ドイツの名門シャルケのレギュラーとして1年間活躍し続けたことによって、多くのクラブから獲得のオファーが届きます。

板倉選手が選んだのは、ドイツ1部のボルシアMGへの完全移籍でした。

日本代表としても、レギュラーの冨安健洋選手の怪我によりCBとしてレギュラーを掴み、最終予選を通して安定したプレーを続けたのです。

2022年の1年間でその知名度も上がり、日本を代表するDFへと成長したのです。

板倉選手の凄さ

板倉選手は、DFということもあり決して派手なプレーをする選手ではありませんが、サッカーファンたちはその凄さにすで気付いていて、日本代表のレギュラーCBとして期待しています。

クラブでも、ドイツの強豪ボルシアMGでレギュラーを取り、さらなる強豪チームへ移籍できる可能性があると言えるでしょう。

身体能力の高さ

板倉選手は、186㎝とCBとして十分な高さがありますが、ジャンプ力もあるので海外のFWとヘディングで競り合っても負けません。

また、体のバネだけでなく、身体能力が高いので少々不利な体の向きでも強引にボールを奪ってしまう守備能力もあるのです。

スライディングも非常にうまく、サイドにつり出されてもサイドバック並みのスライディングでボールを奪取したり相手の攻撃をシャットアウトしたりできるのです。

足元の上手さ

板倉選手は、身体能力を活かしたディフェンスだけでなく、足元も一定以上の上手さがあります。

その器用さゆえに、ボランチとしてプレーすることも可能になっています。

日本代表においても、遠藤航選手が怪我やコンディション不良の場合のバックアッパーを務めることも可能なので、非常にチームとしてはありがたい存在だと言えます。

田中碧選手の様なゲームメイキングはなかなか難しいですが、ボランチとしてもプレー可能というのは、選手として非常に魅力的ですよね。

精神面での強さ

板倉選手は、試合中も常に闘争心を前面に出して戦う選手です。

試合終盤の苦しい場面でも下を向くことなく、常に周囲と声を掛け合って相手の攻撃を跳ね返しています。

元々精神的な弱さが少なかったということもありますが、海外での経験がさらに板倉選手を強くしたとも言えるでしょう。

フローニンゲンに移籍した際は、空港からクラブハウスに向かう途中で羊が見えるなど、「なんてところに来ちゃったんだ」と凹んだそうですが、「もうやるしかない」とすぐに開き直り全力でパフォーマンスを出していったのです。

言語の壁を乗り越え、馬鹿にしてくるチームメイトにはガチガチにアタックするなど、負けん気の強さを見せていったのです。

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