【サッカー】ラ・リーガ屈指の育成力を誇るレアル・ソシエダの歴史と魅力
日本サッカー界の至宝でもある久保建英選手が所属していることでも知られている「レアル・ソシエダ」は、スペインのリーガ・エスパニョーラでも強豪チームとして知られています。
その特徴はなんといっても「育成力」でしょう。
若手の起用に対して非常に積極的で、カンテラ出身者や他チームの若手選手を一流の選手に育てながら毎年リーガの中位~上位をキープしています。
この記事では、そんな「リーガ屈指の育成力を誇るレアルソシエダの歴史と魅力」について解説していきたいと思います。
レアル・ソシエダの歴史
レアル・ソシエダは、スペインのバスク州サン・セバスティアンに本拠地を置くプロサッカークラブです。
スタジアムは「レアレ・アレーナ」で、収容人数39,500人となっています。
サン・セバスティアンは、世界でも有数の「美食の街」としても知られています。
そんな素晴らしい街に本拠地を置くレアル・ソシエダは、ラ・リーガでも常に注目される強豪クラブとして知られています。
「レアル・ソシエダード」と呼ばれることもあります。
設立は1909年で、プリメーラ(1部リーグ)では1980—81シーズンと1981—82シーズンに連覇を達成、コパ・デル・レイ(カップ戦)でも2度優勝しています。
2000年代以降では、チャンピオンズリーグにも数回出場していて、最高位はベスト16となっています。
2010年以降はヨーロッパリーグへの出場が多いものの、上位には進出できていません。
レアル・ソシエダの特徴と魅力
レアル・ソシエダは、ヨーロッパサッカーの中でも非常に特徴的なチームであり、世界中のサッカークラブの模範となる運営がされています。
ここからは詳しくその特徴や魅力を挙げていきましょう。
選手育成に定評あり
レアル・ソシエダと言えば「育成」というくらい、若手選手の育成には定評があります。
チームとしても、「育成選手の8割を地元出身者」、そして「トップチームは育成から6割」といった目標を掲げているのです。
グリーズマンやシャビ・アロンソといったスターも生み出していますし、欧州における下部組織出身者の輩出数とその質はナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。
2022年現在も、一時期レアル・マドリードに移籍し世界的にも知名度の高いイジャラメンディ選手、ソシエダのエースに成長したオヤルサバル選手といった下部組織出身のスターが在籍しています。
下部組織出身者を多くしたいという思いは、バスクの住民が「スペインからの独立」を意識しているからです。
それゆえに、バスク出身者の割合を多くしたチームを作りたいと考えているのです。
さすがに地元出身者のみでラ・リーガに在籍し続けるのは難しいので外部からも優秀な選手を引き入れますが、そういった選手も若手の内に獲得し下部組織主審者と同じように一流の選手に育てています。
攻撃的なサッカーを展開する
レアル・ソシエダは、スペインらしい「ポゼッション重視の攻撃的なサッカー」を展開しています。
そのサッカーは、まさに現代サッカーの教科書とも言えるものとなっています。
常に三角形を作り緩急をつけたパスワークでポゼッション率を高め、シュートチャンスを伺います。
相手にボールを奪われた瞬間にハイプレスを掛け、高い位置でボールを奪おうとします。
こういった戦術は、高い連携力が必須となるのですが、これも下部組織出身者が多い(チーム哲学が浸透しやすい)というチームの特徴があるがゆえに可能となっていると言えるでしょう。
2022年以降はヨーロッパリーグ優勝&チャンピオンズリーグ出場も夢ではない
近年は安定した戦いを見せていて、3年連続トップ6に入っているレアル・ソシエダですが、2022年以降はさらに上のレベルを目指しています。
その目標となる実績としては、「ヨーロッパリーグ優勝」と「チャンピオンズリーグ出場権獲得」でしょう。
前述した下部組織出身のイジャラメンディ選手、オヤルサバル選手といったスターはもちろん、スペインの至宝ダビド・シルバ選手も所属しています。
そして、欧州でも有望株として知られているイサク選手やスピメンディ選手も揃っています。
また、スペイン代表にも選ばれたことがあるブライス・メンデス選手やアリ・チョー選手も加わっていますし、日本サッカー界の宝である久保建英選手も2022年シーズンから加わりました。
ここ数年でも間違いなく最高の戦力であると言えるでしょう。
新戦力が上手くフィットすれば、ヨーロッパリーグの優勝はもちろん、レアル・マドリードやバルセロナ、アトレティコ・マドリード、ビジャレアル、セビージャといった強豪チームと互角に渡り合い、チャンピオンズリーグ出場権も獲得できるはずです。
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