ジュニア用バスケットボールシューズの選び方
日本では、プロバスケットボールが行われるようになってきたり、八村塁選手や渡辺雄太選手のようなNBA選手が現れたりと、再びバスケットボールの人気が高まってきています。
3人制のバスケットボールである「3×3」もプロ化となり、さらに盛り上がりが加速しています。
少子化が進む日本にあって、ミニバス(小学生年代のバスケット)を習わせる家庭も増えてきています。
しかし、バスケットボールで使用するシューズは経験者でなければどれを選べばよいか分からないほど特殊なので、親としては困ってしまうことでしょう。
この記事では、そんな「ジュニア用バスケットボールシューズの選び方」について解説していきたいと思います。
ミニバスとは?
まず初めに、子供が行う「ミニバス」がどのようなスポーツなのかを解説しておきましょう。
ミニバスは、「ミニバスケットボール」の略称で、日本では12歳以下の小学生が行うバスケットボールのことを指します。
中学生以上の一般的なバスケットとの違いとしては、バスケットボールの大きさや重さ、コートの広さ、リングの高さなどが挙げられます。
・バスケットボールの大きさ:ミニバスでは「5号ボール」を使用。中学生以上は男子が7号ボール、女子が6号ボールとなります。
・コートの広さ:ミニバスは「サイドライン22~28m、エンドライン12~15m」で行われるのに対し、一般的なバスケットでは「サイドライン28m、エンドライン15m」となります。
・バスケットリングの高さは、ミニバスが「2.6m」で、通常のバスケットボールは「3.05m」となっています。
試合時間は6分×4クォーター制で、スリーポイントシュートはありません。
このように、基本的なルールは一般的なバスケットと同じなのですが、子供用に細かなルールや基準が違っているという特徴があります。
地域のミニバスチーム(スポーツ少年団)に入団する人もいますが、近年では民間のバスケットボールスクールやプロ傘下のバスケットボールチームなどもあるので、いずれかのチームに所属してプレーすることとなります。
ミニバスのシューズ選びで気を付けるポイント
自分の子供が「ミニバスをやりたい」という意思を見せたならば、自宅から通えるミニバスチームを探してあげましょう。
大抵は学校など地域のミニバスチームがあるので、そこに入団させることができるはずですが、地方などの場合には地域にないケースもあるので、その場合には他の地域のミニバスチームに入団しなければならず送り迎えなどが少し大変になるでしょう。
練習用の5号バスケットボールを買ってあげるのはもちろんですが、併せて「バスケットシューズ」を購入してあげる必要があります。
選ぶ際には、以下のポイントを意識して購入しましょう。
つま先は0.5㎝程度の余裕をもたせ、横幅がフィットしているシューズ
成長期の子供にありがちなのが、「どうせすぐに足が大きくなるからちょっと大きめのシューズを買っておこう」という考えによっては「サイズ+1㎝程度」のシューズを買ってしまうことです。
しかし、バスケットは動きの激しいスポーツなので、大きすぎるシューズはパフォーマンスが落ちますし、怪我の原因となってしまいます。
まら、小さすぎても親指がシューズ内で当たってしまい怪我をしやすくなるので、「0.5㎝程度」余裕を持たせたシューズを選ぶようにしましょう。
バスケットボールは横向きに移動することが多いので、特に横幅のフィット感は大切になります。
ソールが硬すぎないシューズ
ソールとは、「靴の裏側」のことです。
このソールが硬めのシューズでは、瞬発力やスピードが出しやすいというメリットがありますが、足への負担が大きいというデメリットがあります。
小学生年代の子供は、大事な成長段階である為、足への負担が大きくならないように硬すぎないソールのシューズを選ぶようにしましょう。
センターやフォワードにはある程度の重さと足首を固定できるシューズ
ミニバスも通常のバスケットと同じようにポジションがありますが、特にゴール下でプレーすることが多いセンターやフォワードはクッション性や安定性が必須となります。
ある程度重さもあり、屈曲性が高く足首を守ることができる「ミドルカット」のシューズがおすすめです。
ハイカットのシューズであれば捻挫のリスクを軽減できますが、現代ではあまり見かけなくなっています。
足首への負担も軽減できてより万能性の高いミドルカットのシューズであれば、安心してプレーすることができるでしょう。
ガードプレイヤーは軽量で屈曲性に優れたシューズ
ガードやシューティングガードのポジションでプレーする選手であれば、軽量で屈曲性の高いシューズを選ぶべきです。
そういったシューズであれば、高い瞬発力を発揮できますし、前後左右に自由にステップを踏むことができます。
屈曲性が高ければ疲れにくくなり、ゲーム終盤でも激しくプレーすることができるでしょう。
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