「降板してくれて正直安心した」大谷翔平の”神ピッチ”にホワイトソックス打線が本音「えげつなかった」<2021百選>
2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。ここでは、今季初登板で異彩を放った大谷翔平にスポットライトを当てる。日本が生んだ偉才の力を目の当たりにしたホワイトソックスの打者からは、賛辞の声が止まらなかった。
記事初掲載:2021年4月5日
【動画】先発投手では今季最速!大谷翔平がホワイトソックス打線をねじ伏せた圧巻の101マイル
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現地時間4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦に、「2番・投手」で今季初登板した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が、強烈なインパクトを残した。
打ってはエンジェルスの先発投手として49年ぶりの本塁打、投げては自身最速タイの最速162.7キロを計測するなど大暴れ。5回に本塁ベースカバーに入った際に走者と交錯して降板するアクシデントこそあったが、4.2回で7三振を奪う圧巻のピッチングを披露した。
「大谷はえげつなかった」
2回からホワイトソックスの1番に入ったルーリー・ガルシアは、大谷との対戦をこう総括した。ガルシアは大谷と2度対戦したが、いずれも内野ゴロに終わっている。
「大谷は素晴らしかったと思うし、降板すると聞いた時には正直安心したよ。これ以上彼と対戦したくないと思っていたからね」
ガルシアのコメントは、まさに脱帽といった感じだが、これは他のホワイトソックスの打者も同じ思いだろう。開幕から8打数連続安打のメジャー記録を樹立するなど当たりに当たっていた5番のヤーミン・メルセデスは、大谷から2三振を喫して完全に勢いを止められた。ちなみにこの日の背番号17は、メルセデスを含めたクリーンナップトリオと計8度対戦し、5三振を奪っている。
惜しくも勝ち投手にはなれなかったが、ピッチャーとしても幸先の良いスタートを切った大谷。今後も“歴史的な”大活躍に期待したい。
構成●SLUGGER編集部
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