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“大谷翔平&トラウト”でエンジェルスは勝てるのか? 米専門家たちが見解「金があってもチャンピオンにはなれない」

トラウト(左)、大谷(中央)の“二枚看板”を擁するエンジェルス。勝負の来季はどんな成績を残せるか。(C)Getty Images
来季のMLBは、“最強スラッガー”マイク・トラウトの復帰を控えているため、大谷翔平とのコンビ復活が期待されるロサンゼルス・エンジェルスに注目が集まっている。

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そんななかで、現地時間12月11日に「エンジェルスはオオタニとトラウトで勝てるのか?」と銘打った特集を組んだのが、米スポーツ専門放送局『ESPN』のスペイン語版だ。

同メディアは、専門家3名の独自見解とともに、来季のエンジェルスについて展望しているのだが、まず「不足している投手のピースを手に入れられば、アメリカン・リーグ西地区でも間違いなくチャンスがある」と分析したのは、ヘクター・クルーズ氏だ。同氏は、「唯一の問題点」として「ヒューストン・アストロズやシアトル・マリナーズといった強豪に打ち勝たなければならないこと」も強調している。

さらに「ふたりともに怪我の経験があり、それがまた出るかもしれない」と語るルーベン・カストロ氏は「ひとりではチームを支えきれないと、ジョー・マドン監督もわかっている」と続け、「先発投手、信頼できるリリーフ陣、中継ぎ、パワーのある外野手、そしてトラウトに続く安定した打撃陣が不足している」と言及した。
また、エンジェルスはトラウト、アルバート・プホルス、アンソニー・レンドンらと大型契約を結んでいながら結果が残せていないため、「お金があってもチャンピオンになれない」と厳しく指摘。「オオタニを永遠に引き留めたいのであれば、その分も支払うことになる」と、来オフの契約にも懸念を示している。

ホセ・E・バルトロメイ氏は、両者の存在を称えつつ、ワールドシリーズでの結果が共通して欠けていると記述。記事の最後を「ふたりならチームとともに、勝とうと全力を尽くすだろう。そして、ロースターのいくつかの穴を補強することで、彼らはそれを成し遂げることができる」と期待の言葉で締めくくった。

今冬の移籍市場では、ノア・シンダーガード、マイケル・ローレンゼン、アーロン・ループら実力派の投手を獲得したエンジェルス。これらの動きは来季のチームにどのような影響をもたらすのか。大谷個人の活躍に加え、チームの巻き返しにも期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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