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急浮上したハーデンとシモンズのトレード話をネッツ指揮官が否定!「彼は長くこのチームにいたいと思っている」<DUNKSHOOT>

今年に入って騒がれていたハーデンのトレード話だが、ナッシュHC(右)が否定した。(C)Getty Images
NBA2021-22シーズンのトレード・デッドライン(現地2月10日)が迫る中、ブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンとフィラデルフィア・セブンティシクサーズのベン・シモンズの大型トレードの噂が急浮上した。

今季終了後に完全フリーエージェントになれる権利を持っているハーデンは、ネッツに不満があると報じるメディアがあり、シモンズは今季開幕前からチーム帯同を拒否している。言わば、不満分子同士をトレードすることで解決を図るという算段だ。

無論、チームも選手も公式に情報を発信しているわけではないが、関係者がこうしたニュースを目にしているのは確実。そんななか、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は『NBA Countdown』に出演した際、ネッツのケビン・デュラントはハーデンにチームへ残って欲しいと考えていると明かしている。

デュラントは昨季ハーデンをトレードで加えるにあたり、自身とハーデン、そしてカイリー・アービングがいれば複数回優勝できると確信したようだが、その気持ちは今も変わっていないようだ。

こうした背景から、数々のトレードをスクープしてきたウォジナロウスキー記者も、「木曜午後3時のトレード・デッドラインを過ぎても、ハーデンがネッツにいる可能性は十分あると思う」との見解を述べている。

毎年、何かしらの大型トレードが実現するこの時期。その目玉としてハーデンの動向が注目されていた。しかしNBA随一のインサイダーは、2月の主役はハーデンではないと見ているようだ。

さらにネッツのスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチも、本日のデンバー・ナゲッツ戦の試合前に「私はジェームズと話をした。彼は長くこのチームにいたいと思っているし、我々も彼を必要としている。それが勝利するための最高のチャンスになる」とオールスターガードの放出を否定した。

とはいえ、ネッツは今日の試合でナゲッツに敗れて8連敗を喫し、本日終了時点で29勝24敗(勝率54.7%)でイースタン・カンファレンス7位。首位マイアミ・ヒートとは4.5ゲーム差とまだ逆転可能な位置につけているが、エースのデュラントは左ヒザ、シューターのジョー・ハリスは足首の故障で離脱中と苦しい状況が続いている。リーグ屈指のスター軍団は初優勝に向け、ここからどう挽回するのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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