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開幕前日…笹生優花に“アクシデント”発生 エースキャディがリタイア「健康が一番大事」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

笹生優花(左から2番目)とライオネルキャディ(左)(撮影:福田文平)

東京五輪ゴルフ競技(女子) 事前情報◇3日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>

うだるような暑さが続く霞ヶ関カンツリー倶楽部。明日4日(水)の女子開幕を前に、フィリピン代表として出場する笹生優花に思わぬアクシデントが起こった。

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男子の開幕前から会場で調整を続けてきた。しかしきょうになり、ここまでバッグを担いできたライオネル・マーティチャック氏が、その隣にいない。前日、熱中症で体調を崩して、リタイアすることになってしまった。「ライオネルと一緒にやりたかったけど、健康が一番大事。十分休んで欲しい。コーチが4日間キャディをする」。昨年から笹生のバッグを担ぎ、今年の「全米女子オープン」でもタッグを組んだエースキャディが、ここで離脱した。

そんな緊急事態のなか迎える五輪だが、いつも口にしているよう“enjoy”したいという気持ちに変わりはない。もともとゴルフは前回の2016年のリオ五輪で112年ぶりに復活した競技。それだけに「五輪に出るとは思っていなかった。いつもメジャーばかり見てきた。楽しむだけ」と、スポーツの祭典は結果よりも参加することに第一の意義を見出している。

フィリピンと日本の二重国籍の笹生にとっては、2つの故郷が絡み合う大会になる。ジュニア時代から背負ってきた母が生まれ育った国旗をウェアにつけ、父の母国であり、プロになった日本を舞台にメダルを争う。だが、「ゴルフをするために来ているし、とにかく楽しみたい」と、そこに複雑な思いなどない。

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