A・マドリー戦での快進撃に期待高まる! 復帰間もない久保建英にスペイン紙は「彼にとって特別なものになる」と注目
11月27日(現地時間)のラ・リーガ第15節のヘタフェ戦で、右膝の負傷により戦列を離れていたマジョルカの久保建英は、およそ2か月ぶりに公式戦出場で戦列に復帰した。
降格圏まで勝点4差の14位に位置するマジョルカ。それだけに20歳のサムライは、出場機会の増加が予測されている。現地12月4日に行なわれるアトレティコ・マドリー戦(ラ・リーガ第16節)での起用を巡っては、すでに現地メディアで彼の名前が躍っている。
マドリードに拠点を構えるスペイン紙『AS』は、独「タケ・クボは、ダービーに臨むような魂で試合に出る」と銘打たれた記事で、アトレティコ戦への期待を寄せた。
記事の冒頭で「クボはマジョルカの他、彼がまだ籍を置いているレアル・マドリーを助けることを目指している」と主張した『AS』は、保有元のレアル・マドリーと首位を争うライバルとの一戦での活躍を促し、「この試合は、彼にとって特別なものになる。アトレティコとの“ダービー”を自ら体験するのだ」と、文字通りの大一番の重要性を説いた。
アトレティコにとっては負けられない一戦だ。現在、勝点29でラ・リーガ2位に位置する彼らは、7ポイント差でラ・リーガ首位をひた走るマドリーを追っている。それもあってマドリーからレンタル中の身である久保は期待をされる。同紙は、「これまでクボは、シメオネのアトレティコ相手にまだ一度もゴールを決めていないが、あのスタジアムで得点することの意味を熟知しているはずだ」と強調した。
また、同紙は久保の右ひざの回復具合についても触れている。
同紙は、久保は12月1日に行なわれた国王杯1回戦のヒムナスティナ・セゴビアーナ戦でも出場が期待されたものの、ピッチ状態が思わしくなかったため、「マジョルカが負傷箇所への懸念から出場が見送った」と報道。アトレティコ戦に向けて、「クボは完全な状態に戻りつつある」と復調ぶりも伝えている。
昨シーズンの国内リーグ王者とのビッグマッチである。それだけに故障明けとはいえ、久保はスターとしての真価が問われそうだ。ピッチで躍動する彼の今後を見定めるうえでも、興味深く見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
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