bjリーグとNBLの分裂を経てついに統合!待ち望まれたBリーグの歴史|バスケットボール

table { border-collapse: collapse; width: 100%; } td, th { border: 1px solid #dddddd; text-align: left; padding: 8px; }

今年で5シーズン目を迎えるバスケットの日本最高峰Bリーグ。日本で人気のアリーナスポーツの歴史を振り返っていこう。

Bリーグ発足前

プロ化の流れ

日本のバスケットボール界では、1993年に一度プロ化の流れがあったものの当時はこれを断念。しかし1997年にプロ契約選手が解禁されたことで、大和証券に所属していた外山英明とゼクセルの長谷川誠が日本人初のプロ契約選手となった。

JBLスーパーリーグ

2001年には、将来的なプロ化を睨みバスケットボール日本リーグ機構(JBL)のJBLスーパーリーグが実施された。しかしプロリーグ化に向けて資金面での問題が表面化するなど、今回も本格的なプロ化の流れにはならなかった。

bjリーグの発足

2002年にはいると新潟アルビレックス、さいたまブロンコス、横浜ギガキャッツ、千葉バジャーズの4チームでプロ化推進プロジェクトを立ち上げる。しかしJBLからはプロ化に向けた明確な回答が得られず、そのため新潟とさいたまはバスケットボール日本リーグ機構から脱退。プロ組織による新リーグを結成する方針を明らかにした。

その後紆余曲折を経て、2004年に新潟とさいたま新リーグ「bjリーグ」を結成することを発表。2005年11月に開幕し、参加チームは新潟とさいたまの他に仙台エイティナイナーズ、東京アパッチ、大阪エヴェッサ、大分ヒートデビルズの6チームとなった。

Bリーグ時代

Bリーグの発足

2005年以降はbjリーグとNBLの2リーグが並立する状態が続いていた。しかしこの状況に懸念を示したのが国際バスケットボール連盟(FIBA)だ。(1)トップリーグの統一(2)協会の体制および組織の改革(3)ユース世代を含めた代表強化体制の3つが必要であると指摘した。

しかしその後も状況が改善しないままとなると、2013年には国際オリンピック委員会(IOC)委員で当時はFIBA専務理事だったパトリック・バウマン氏が、現状のままでは2020年東京五輪の開催国枠を日本代表に付与しない可能性もあると発言するなど、一刻の猶予も許されない状況となった。

それでもリーグの統一化は進まずに2014年を迎え、FIBAはJBAの会員資格を無期限停止し、日本代表の国際試合への出場が不可能となった。

迎えた2015年、両リーグの統合を含むJBAの諸問題を改革するためJリーグ初代チェアマンの川淵三郎がチェアマンを務める「JAPAN 2024 TASKFORCE」を発足させた。このチーム主導のもと、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が設立され、その初代チェアマンに川淵が就任し、2016年からBリーグが開始された。その結果、同年8月9日に資格停止処分が解除され、国際試合への出場が可能となった。

歴代優勝チーム

年度 総合優勝 準優勝 東地区優勝 中地区優勝 西地区優勝
2016-17 栃木 川崎 栃木 川崎 三河
2017-18 A東京 千葉 千葉 三河 琉球
2018-19 A東京 千葉 千葉 新潟 琉球
2019-20 PS中止 PS中止 A東京 川崎 琉球

関連記事