フジクラ『スピーダーエボリューション6』、メディア試打会レポ。「マイルドなエボ4」?
フジクラ『SPEEDER Evolution VI』にはまさかの『351』が追加されています!
[スピーダー]()エボリューションVI』のメディア試打会が行われた。今作の特徴はどんなものか? 同社の担当者によれば「エボ4より中間部がしなるタイプですが、エボ4同様に叩けるし、少しつかまりもエボ4よりいいと感じる人が多いはず」と語る。
セカンドQTにも出場経験もあるALBA本誌ギア担当の田辺がまずは試打。
「661のSから打ってみましたが、【中間部のしなるエリアが広い】というのが第一印象です。手元側は『エボ5』や『エボ4』よりは軟らかく感じますが、元系というほど軟らかいわけではなく、万人向きだと思います。先端もややしっかりで、当たり負けずに持ち球のフェード系の球が打ちやすかったですね。
こういったセンター部分が大きくしなるものは、復元が速いとすごくつかまる、走るフィーリングになるものも多いのですが、いい意味で復元がマイルド。大きなしなりがそこまで速く戻らないので、ヘッドの位置を感じやすい。ゆったり振る人にタイミングが取りやすいと感じる人は多いでしょうね」(本誌ギア担当・田辺)
次は、フィッター兼クラフトマン兼スイングコーチの筒康博。
「中間部のしなるエリアが広いというのは、田辺君とまったく同じ感想。で、こういうしなり量の多いシャフトなのに、各フレックスや重量帯とも、【左にいきづらく、重量帯ごとの差が少ない】というのも特徴かなと。ある程度振れる人であれば、今より硬いフレックスを選んでも大丈夫な人は多いでしょうね。
フジクラの担当の方が、【エボ4で少しプッシュ系のミスが出ていた人が、エボ6だとドローで返ってくるイメージ】というのが言い得て妙ですね。手元もエボ4ほど硬くはないし、中間部もしなるし、エボ4より少しだけつかまるイメージ。それでいて素直な動きなので【マイルドなエボ4】ですね。エボ4は大ヒット作ですし、新作が合う人は多いと思います」(筒康博)
同社の『スピーダーエボリューション』としては初の30グラム台(R2、R、SR)に関して「どのメディア様にも“意外にしっかりで振りやすい”との声が多かったです」と担当者。筒、田辺もSRを試打したが、同様の感想を語っていた。
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