最高の一瞬『白い砂とオープンエア_山内悠誠(ビーチサッカー)』
茂怜羅オズと同じく、東京ヴェルディBS(ビーチサッカー)でプレーする山内悠誠選手を紹介したいと思います。
彼は日本代表で100ゴール以上を取っている大ベテランです。激闘となった2019年ビーチサッカーワールドカップ準決勝のポルトガル戦でも、ゴールを決めています。
マイナースポーツで、試合数もそれほどないなかで、これだけのゴールを獲ってきたのはすごいことだと、日本代表のラモス瑠偉前監督も高く評価していました。
写真は、埼玉県のしらこばと水上公園で行われた東京ヴェルディBSの試合の様子です。見てわかるように、白い砂とオープンエアの開放感。この気持ちよさがビーチサッカーの魅力だと思います。
東京ヴェルディBSが戦っているのは関東リーグ。日本にはまだ全国リーグがなく、地域リーグが最上位という環境です。しかし、世界のトップレベルでは、ほとんどの国にプロリーグがあり、最近ではアジアでも中東の国々がリーグ戦を整備してきて強くなってきています。
またビーチサッカーは、ワールドカップが2年に一度あるために、経験のある選手が重用され、世代交代がしにくい面があります。世界を見ても、30代、40代の代表選手が結構いるのが現状です。
それでも全国リーグ、プロリーグが行われている国では、若い選手を育てる流れが出てきているようです。それだけに、日本もせめて全国リーグを早く作って、選手がレベルアップできる環境を整備したいところです。
▼六川則夫(ロクカワ・ノリオ)
1951年、東京都板橋区生まれ。早稲田大学校卒業後、ムービーの世界で撮影助手となる。1979年日本で開催されたワールドユースでマラドーナに心酔し、1982年のスペインWCを皮切りに,2018年のロシア大会まで、スチールカメラマンとしてフルカバー。気が付けばWC取材歴10回を数える。今から2022年のカタールWCを楽しみにしている。
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