THINK SPORTS『オープンスキル』

うまくプレーするには、そのスポーツに必要な技術の習得が必要。ただ、「練習ではうまくいくのに、試合だと身に着けたはずの技術が発揮できない」という経験はないだろうか。

じつはスポーツの技術には「オープンスキル」と「クローズドスキル」という考え方があるという。

「オープンスキル」とは、対戦相手やボールが常に変化する状況下で発揮される技術だ。例えばサッカーやバスケットボール、野球などのプレーは、オープンスキルが必要な場合が多いとわかる。

一方、「クローズドスキル」は対戦相手やボールなどに左右されない状況下で発揮される技術。例としては陸上競技や体操、水泳、ゴルフなどが挙げられる。

もちろん、オープンスキルとクローズドスキルが混在しているスポーツも多いだろう。

こう見ると、一般的にオープンスキルは習得するのが難しく、それなりに時間もかかりそうだ。つまり、オープンスキルが必要なシーンであるにも関わらず、それを想定せずに練習でクローズドスキルを身に着けるようにトレーニングをすると「練習ではよかったのに試合では…」ということになるようである。

まずは「オープンスキル」「クローズドスキル」という言葉を意識するところではないだろうか。そこから普段のトレーニングも変わり、充実したものになるかもしれない。

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