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アーセナル戦からの挽回! 南野拓実が“汚名返上弾”に同僚DFも賛辞「点取り屋としてゴールに勝る喜びはない」

フィルミーノからの“プレゼントパス”をしっかりと決めた南野。チームに勝利をもたらす一撃には同僚戦士からも賛辞が送られた。(C)Getty Images
 まさに待望の一撃だった。現地時間1月16日に開催されたプレミアリーグ第22節のブレントフォード戦での南野拓実(リバプール)だ。

 本拠地アンフィールドに難敵を迎えた3位のリバプールは、2—0とリードした74分に南野を投入。「良いリズムを保ってくれていた」と語ったユルゲン・クロップ監督の抜擢を受けた日本代表FWは、そのわずか3分後に大仕事をやってのける。

 相手GKアルバロ・フェルナンデスにチェイシングをかけ、敵ペナルティエリア内でパスカットしたロベルト・フィルミーノからボールを受けた南野。しかしここではシュートを撃たず、真横にいたブラジル代表FWへリターン。だが、相手を引き付けたフィルミーノから「お前が打て」と言わんばかりのラストパスを受けると、これを右足で冷静に流し込んだ。

 この日27度目の誕生日を迎えた男にとって単なる“祝砲”ではない。3日前に行なわれたアーセナル戦(△0—0、リーグカップ準決勝・第1レグ)で終盤に絶好機を逸し、小さくない批判を浴びていただけに、汚名返上のゴールとなったのだ。

 試合後に指揮官が「私たちにとっても、本当に有益だった」と語ったように、首位マンチェスター・シティを勝点11差で追い、もうひとつの取りこぼしも許されないリバプールにとっても価値ある1点だ。それだけにチームメイトも南野の出色の出来に賛辞を贈る。
 チーム公式サイトでのフラッシュインタビューに応じたアンドリュー・ロバートソンは、アーセナル戦でのミスショットをふまえたうえで、「タキ(南野の愛称)は今度こそは決めなければいけないことを分かっていたよ」と語った。

「木曜の夜(リーグ杯準決勝・アーセナル戦)のタキのチャンスに関して、マスコミや世間で多くのことが言われた。もちろん彼自身もあれは決めるべきだったと理解している。絶好のチャンスを逃したときに、ちゃんと修正することがストライカーにとって何よりも重要であり、今日の彼はそれをやってのけた。

 おそらく彼が決めたなかではイージーなゴールのひとつだ。でも、プレスからボビー(フィルミーノ)とのいい連携だったし、点取り屋としてゴールに勝る喜びはない。何よりも彼が自信を持つこと、そしてチーム内で活躍できるようになったのが嬉しいね」

 チームメイトからも賛辞を贈られた南野。チームは中3日でアーセナルとのリーグカップ準決勝・第2レグが控えるが、はたして日本代表のナンバー10は、ふたたび輝けるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】フィルミーノからのプレゼントパス! 南野拓実が決めた汚名返上となるバースデー弾をチェック

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