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「良いポジションにいたからこそ」バースデー弾の南野拓実を現地メディアが称賛!本人は仲間、コーチ陣、ファンに感謝

途中出場でチームの3点目を挙げた南野。このまま調子を上げていきたい。(C)Getty Images
 現地時間1月16日、プレミアリーグ第22節が行なわれ、リバプールはブレントフォードを3−0で下し、4試合ぶりの勝利を飾って2位に浮上した。

 本拠地アンフィールドでの一戦、序盤から主導権を握った「レッズ」は幾つかチャンスをつくりながら、前半終了間際にCKからファビーニョのヘッド弾で先制。69分にはアンディ・ロバートソンのクロスにFW起用となったアレックス・オクスレイド=チェンバレンが身体を投げ出しながら頭で合わせて追加点を奪う。さらに77分、ロベルト・フィルミーノのパスカットを受けてからの相手ゴール前での連係でダイレクトシュートでの3点目を奪ったのが、その3分前に交代出場したばかりの南野拓実だった。

 この時、パスを受けた南野は、相手GKを背後に置いた状態でフィルミーノに返してダメ押しシュートのお膳立てをしたが、ブラジル代表FWはさらにこれを日本代表アタッカーにリターン。今度こそ、南野はこれをゴール右隅に流し込み、今季リーグでは2点目、公式戦では6点目を記録するとともに、27歳の誕生日を自身のゴールとチームの勝利で飾ることに成功した。
  リバプールでは21人目(27例目)、プレミアリーグに限ればデイビッド・バロウズ(1992年)、ロビー・ファウラー(2006年)、ピーター・クラウチ(2007年)、ダニエル・スターリッジ(2013年)に続いてのバースデーゴールを達成した南野は試合後、自身のSNSで「チームメイト、コーチング陣、ファンとともにバースデー勝利を分かち合うことができて、とても嬉しいです」と英語で喜びを表わしている。

「試合前に様々な言語での誕生日を祝う歌が聞こえるという素晴らしい時間があり、タキは勢いを得ていた」とのユルゲン・クロップ監督の言葉通り、仲間の助けを得てゴールという結果を残した南野について、現地メディアも注目し、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「誕生日の贈り物として勝点3を獲得し、レッズを2位に引き上げた」と綴り、20分間程の出場時間ながらも10点満点の採点では「7」を与えた。
  英国公共放送『BBC』は「オクスレイド=チェンバレンが足首の負傷で退場した後、ブレントフォードは最後尾からプレーを始めようとしたが、代わりに出場した南野が彼らに悲惨な結果をもたらした」と綴り、視聴者投票による採点は「7.94」と、チーム14人中9番目の数値となった。

 リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は採点「7」で、寸評では「事実上のファーストタッチでチームの3点目を挙げることで、自身の27歳の誕生日を祝った」と記述。クラブの専門メディア『THIS IS ANFIELD』も「ピッチに登場してすぐに、コースを変えるシュートでバースデーゴールを決めた」と得点にのみ言及し、こちらも「7」。『Fan Nation』も同じ採点で、「簡単だが、良いゴール。良いポジションにいたからこそのゴールだった。交代選手にこれ以上のパフォーマンスは望めなかった」と寸評もポジティブだった。
  一方、サッカー専門メディア『90min』も採点は「7」と高めだが、こちらは「彼のキャリアにおいて最もイージーなゴールは、ブレントフォードによるボックス内での贈り物によって生まれた」と“ごっつぁん”ぶりを強調している。

 スポーツ専門メディア『sportskeeda』は「プレー時間が短い」との理由で採点はつかず、寸評では「フィルミーノがお膳立てするのに最適なポジションを取り、ゴールを決めた」と評価。同じく採点なしのスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「フィルミーノとの素早いパス交換から相手GKの牙城を崩してゴールを挙げるまでに、ほんの数分しか要さなかった」と伝えた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】フィルミーノからのプレゼントパス! 南野拓実が決めた汚名返上となるバースデー弾をチェック

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