「本当に疲れていて体調も良くない」キリオスが喘息で開幕戦欠場。待望のツアー復帰は持ち越しに<SMASH>
男子テニス世界ランク93位のニック・キリオス(オーストラリア)が、出場を予定していた「メルボルン・サマー・セット」(1月4日~9日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/ATP250)を喘息により欠場した。テニス専門海外メディア『UBITENNIS』が報じている。
昨年9月のレーバー・カップを最後に2021年シーズンを終了したキリオス。自国開催のメルボルン大会1回戦で世界88位のアレックス・モルカン(スロバキア)との新シーズン初戦を控えていたが、非常に残念な形での欠場を余儀なくされた。
キリオスはこのほど発表した声明で、メルボルン大会の欠場理由について「この4日間、本当に疲れていて、体調も良くなかったんだ」と説明。一方で「ここ数日の間に何度か受けていた」という新型コロナウイルスの検査結果については「いずれも陰性だった」と報告した。
現段階でキリオスは1月10日から開催される「シドニー・テニスクラシック」(オーストラリア・シドニー/ハードコート/ATP250)にワイルドカード(主催者推薦)で出場することが決まっている。
「100%の状態ではないなか、この1週間で来週のシドニー大会に備えなければならない」と不安をのぞかせながら、「世界最高のファン(の声援)を母国で味わえることを本当に楽しみにしていた。早く戻ってみんなに会いたい。みんなも健康には気を付けて。また会おう」と締めくくった。
破天荒な性格とトリッキーなプレーでファンからも絶大な人気を誇るキリオス。年内最初のグランドスラムとなる「全豪オープン」(1月17日~30日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)にもエントリーしており、心配の声が上がっているが、まずは予定通りシドニーでプレーできることを祈りたい。
文●中村光佑
【PHOTO】キリオスら、プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔
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