ウクライナ軍入りのスタコフスキが怒りの訴え!ロシア選手を含むテニス界のサポートにも言及「誰もプーチンを支持していない」
今なお激しさを増すロシアのウクライナ侵攻。祖国のために立ち上がる民間人の数も少なくないというが、テニス界から軍の予備役に登録したひとりに、男子シングルス元世界ランク31位のセルゲイ・スタコフスキ氏(ウクライナ)がいる。
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今年1月の全豪オープンで現役生活へピリオドを打った矢先に、今回の事態と直面することとなったスタコフスキ氏。現地の情報を積極的に発信し続けているが、3月5日には英衛星放送『Sky News』の取材に応じ、ロシア軍との戦いに備える恐怖について胸中を明かした。
そのインタビュー内では、家族を国外のハンガリーへ退去させた場面を回想しており、「子どもたちと別れのキスをした。妻にとっても望まないような決断を僕がしたので、彼女は動揺していた」とコメント。「子どもにどこに行くのと聞かきれたので、ちょっとガレージに行くんだと答えた」という。
さらに、「国境を越えたが、反対側に行くのは私一人だった。家族連れや女性、子どもたちが逃げ出そうと大行列を作っていた」と続けたウクライナのテニススターは、「国民全体がこの事態を打開しようとかなり意欲的になっている」とも現地の様子をレポートしている。
また、多大な犠牲者が出ている現状には「正気の沙汰じゃない」と怒りを込めた一方、ロシア勢を含むテニス界からの多大なサポートを感じているといい、「誰ひとりとして戦争を望んでいないし、(ウラジーミル・)プーチン大統領を支持していないだろう」と語った。
3回目の停戦協議は現地7日に行なわれる見通し。なかなか事態収束への道が見からない現状だが、いまはただ一刻も早く平穏な日常が早く取り戻されることを願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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