今季も無冠の可能性が高まっているレアルマドリード、守備免除システムの限界か

キリアン・エムバペ(写真:ロイター/アフロ)

キリアン・エムバペ(写真:ロイター/アフロ)
世界一のクラブと称されるレアル・マドリードだが、今季も苦戦を強いられている。

ラ・リーガでは首位バルセロナに勝ち点差7を付けられており、CL準々決勝第1戦でもホームでバイエルンに1-2と敗れている。

すでに国王杯も敗退しているため、2季連続無冠となる可能性が高まっている。

強度の高い守備がスタンダードな時代に守備免除システムは通用せず

レアルはいつの時代もスター選手が多く在籍している。

それは今季に関しても同様だ。

キリアン・エムバペやヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムなど現代サッカーの主役ともいえる選手がいる。

実際に多くの試合で相手クラブを圧倒し勝利を収めているわけだが、タイトル獲得となると話が変わってくる。

現代サッカーは攻撃的なスター選手であっても守備のタスクを最低限こなさなければならない。

そのタスクを怠ればベンチメンバーに降格させられるほど、「暗黙のルール」となっているわけだが、レアルに関しては例外となるシステムを採用している。

前監督のシャビ・アロンソはそのシステムを変えようと試みたが失敗に終わった。

現監督のアルベロアはエムバペやヴィニシウスに守備のタスク軽減に対してはある程度目を瞑っている。

しかし、その結果国王杯を落としラ・リーガでバルセロナに首位を独走され、CL準々決勝敗退の可能性も高まってしまっている。

ラ・リーガ残り8試合で7ポイント差をひっくり返すのは難しく、CLでも優勝候補筆頭であるバイエルンからアウェーで勝利を掴むのは至難の業だろう。

やはり一昔前であれば通用していた「スター選手の守備免除システム」は、現代サッカーでは通用しなくなったといえる。

エムバペやヴィニシウスはまだ20代半ばであり、レアルに今後数年間在籍し続ける可能性が高い。(ヴィニシウスは多クラブへ移籍する可能性も多少あるが)

守備免除を黙認し続けるのであれば、3季連続、4季連続の無冠となる確率も高まってしまうはずだ。

果たしてレアルは現在の戦い方を今後も継続していくのか、注目だ。