川﨑春花はなぜ振り切っても曲がらない? ポイントは『ぐるぐる』だった!?

アルバTVで放送されている番組「トッププロレッスンK'Sスタジオ」。2025年の番組の中から、女子ツアー通算5勝を誇る川﨑春花が話してくれた、ショットが曲がらないスイング意識を紹介する。

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今の私のスイングで最も大切にしている、たった一つのポイント。それは「テークバックで、しっかり右の股関節に乗る」ことです。クラブを上げていって、右股関節にグッと体重が乗った感覚が得られたら、あとはもう何も考えません。そこからはフィニッシュまで一気に振り切るだけです。トップで「乗った!」と感じた瞬間には、もうダウンスイングが始まっている、そんなイメージですね。

この「一気に振り切る」感覚を、私は「ぐるぐるぐる」という擬音で表現しています。インパクトで終わりではなく、そこからフィニッシュまで、左足一本を軸にしてクラブが体に巻き付くように、体はコマのように回り続けるイメージです。

途中でスイングを止めたり緩めたりせず、自分が一番気持ちいいと感じる場所まで振り切ることが、再現性を高める秘訣だと考えています。

技術的なポイントをお話ししましたが、スランプを脱出する上で最も重要だったのは、メンタル面の変化でした。たくさんの情報を詰め込むのではなく、信じると決めた一つのことに集中する。調子が悪い時ほど、あれこれ試したくなりますが、そこをぐっとこらえて「右股関節に乗って、振り切る」という基本だけに立ち返る勇気が必要でした。

自分にとって最も重要な基本を一つだけ決め、それを信じて気持ちよく振り切る。このシンプルな思考こそが、私を苦しみから救い出し、再び前を向かせてくれた武器でした。

■川﨑春花
かわさき・はるか/ 2003年生まれ、京都府出身。ダイナミックかつ効率的なスイングで国内ツアー通算5勝を挙げる。村田製作所所属。

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