
南野拓実(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
12月21日、リーグ・アン第16節「マルセイユ対モナコ」の一戦が行われ、1-0でマルセイユが勝利した。
この試合にトップ下で先発出場した日本代表MF南野拓実は多くのチャンスを作るなど活躍したが、試合終盤に相手選手との接触で左膝を痛め担架でピッチを後にした。
再び負傷者続出で暗雲立ち込める日本代表
ピッチに倒れた南野は、自力で立ち上がることができず担架に乗せられた。
運ばれている間に両手で顔を覆っていたことから、事態が深刻であることが容易に想像できた。
モナコのポコニョーリ監督は「病院で検査を受けているが、前十字靱帯断裂の可能性もある」とコメントしている。
日本代表は冨安健洋や伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大、守田英正、三笘薫、伊東純也、鈴木彩艶など主力の多くが怪我による長期離脱となっていたが、12月に入ると三笘や伊藤、高井、守田などが実戦に復帰し冨安もアヤックスと契約を交わすなどポジティブなニュースが多かった。
しかし、このマルセイユ戦で南野が負傷し先日のプレミアリーグでクリスタルパレスの鎌田大地がマンチェスターシティ戦でハムストリングを痛め約2か月間の離脱となるなど、再び負傷離脱の連鎖が起こってしまっている。
鎌田に関しては、自身のインスタグラムで「心配しないで、できるだけ早く戻ってきます」と綴っていることから北中米W杯には間に合いそうだが、南野に関しては怪我の程度によっては間に合わない可能性がある。
南野は数年前は不調に陥っていた時期もあったが、この1~2年はクラブでも代表でも活躍を続けていただけに、長期離脱となれば両監督が頭を抱えることになる。
代表においては左シャドーのポジションが薄くなることになるわけだが、もしも南野がW杯に間に合わなければ三笘薫や中村敬斗、鎌田大地が左シャドーで出場することになるだろう。
いずれの選手も最高の実力を有した攻撃のスペシャリストとなるが、経験豊富で精神的なタフさと決定力を兼ね備えている南野の不在は間違いなく大きな痛手となるはずだ。
果たして南野の怪我の程度はどの程度なのか。
クラブからの発表が待たれる。
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