
鈴木彩艶(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
サッカー情報サイト『FLASHSCORE』が選出する世界の週間ベストイレブンに日本代表の上田綺世(フェイエノールト)と鈴木彩艶(パルマ)が選出された。
上田は先週末に行われたリーグ戦でハットトリックを達成し、鈴木はビッグセーブ連発で無失点に抑えるなど圧倒的な存在感を放った。
ようやく日本にも現れた世界クラスのCFとGK
長らく日本は「MF大国」だった。
中田英寿や中村俊輔、小野伸二、稲本潤一、香川真司、本田圭佑、遠藤保仁など、MFに関しては一流国と遜色ないレベルをキープできていたが、それ以外のポジションでは大きな差があった。
特にCFやGKに関しては長年不安視されてきており、実際に世界の強豪国と比べて間違いなく見劣りしていた。
しかし、そんな時代も過去のものとなった。
上田綺世と鈴木彩艶の存在が、日本代表を新たなレベルへと引き上げているのだ。
懸念されるポジションが極めて少ない現在の日本代表
現在の日本代表は世界ランキングで19位となっているが、1位のスペイン代表や2位のアルゼンチン代表、3位のフランス代表、4位のイングランド代表と仮に対戦したとしてもベストメンバーならば10回に2~3回は勝利できるレベルであるといえる。
久保建英や三笘薫、遠藤航、佐野海舟、上田綺世、鈴木彩艶、堂安律など個人として世界レベルの実力を持ち合わせている選手も多いが、「選手層が厚い」という大きな特徴を持ち合わせている。
現在はCBの怪我人がありえないほど続出しているため駒不足となっているが、1~2ヶ月もすれば一定以上の戦力を揃えられるだろう。
不安な点があるとすれば、上田と鈴木が怪我やコンディション不良に陥った場合か。
ようやく解決したCFとGK問題だが、上田と鈴木のどちらか(もしくは両方)になにかしらのトラブルが起きれば一気にチーム力は低下してしまうはずだ。
CFの2番手である小川航基も良い選手だが、やはり現時点では上田に見劣りしてしまう。
GKに関しても鈴木が絶対的な守護神として君臨しているため、誰が代わりに出場しても物足りなさを感じてしまうだろう。
そういった意味では、上田と鈴木が万全のコンディションで北中米W杯に臨めるかどうかが日本代表にとって最も重要なポイントとなるはずだ。
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