
ムーキー・ベッツ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
ブルージェイズ戦の敗戦後エンゼルスにスイープされるなど4連敗でナショナルリーグ西地区首位から陥落していたロサンゼルス・ドジャースだが、ドジャー・スタジアムで行われたパドレスとの3連戦でスイープを達成し首位に返り咲いた。
3連戦の最終戦ではこれまで不振に陥っていたムーキー・ベッツが8回に貴重な勝ち越し弾を放つなど、チーム状態は良くなってきている。
明日からの10連戦でドジャースの真価が問われるが、重要なのはポストシーズン
一時期は勝率6割を超える時期もあったドジャースだが、怪我人の多い投手陣と不調者の多い打撃陣と投打で問題を抱えており、勝率は.570を下回っていた。
しかし、パドレスとの3連戦すべてで勝利し再び.573と勝率を上げてきており、西地区首位にも返り咲いている。
なにより今季不振に陥っていたムーキー・ベッツの調子が上向いてきたというのは、ドジャースにとってなにより大きなポイントとなる。
ベッツは直近6試合で23打数6安打の打率.260程度だが、「かなり良くなってきている」と自身のコンディションに良い感覚があるようだ。
これまでのキャリアの平均は約3割であり、その数字と比べれば確かに不調であるといえる。
しかし、シーズン前の胃腸炎やシーズン中の愛する家族との別れなど、プレーに集中できない状況が長く続いたことが大きな原因だといえる。
そこから上向きの状態に戻ってきたということは、今後かなり期待できるはずだ。
確かに西地区首位を堅守するためには今後の10連戦(ロッキーズ4連戦→パドレス3連戦→レッズ3連戦)は重要ではあるが、大きく勝ち越す必要はないだろう。
ドジャースにとって最も重要なのはポストシーズンであり、その時期までにチーム状態が良くなればまったくもって問題はない。
大谷翔平も8月14日のエンゼルス戦で先発したものの5回途中までで4失点を喫しているが、ポストシーズンまでに5~6回を良い内容で投げ切れるような状態にしていけばいい。
ベッツやエドマン、キムヘソン、フリーマンなども焦らずにシーズン終盤あたりまでに復調できれば、強いドジャースとしてポストシーズンが迎えられるはずだ。
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