
八村塁(写真:AP/アフロ)
八村塁はレイカーズ残留となれば昨シーズン以上の活躍が期待できそうだ。
昨シーズンウェスタンカンファレンス3位でプレーオフに出場したものの1回戦で敗退したロサンゼルス・レイカーズだが、着実に来シーズンに向けての陣容を固めてきている。
213㎝のビッグマンであるディアンドレ・エイトンを獲得し、同じく213㎝のジャクソン・ヘイズとも単年契約による引き留めに成功した。
ビッグマン2人を確保したことで、八村のインサイドにおける負担は減るはずだ。
八村はビッグマン加入により膝への負担が軽減か
昨シーズンのレイカーズは、ルカ・ドンチッチを獲得するためにビッグマンのアンソニー・デイビスをトレードで放出した。
これにより八村はインサイドで相手チームのビッグマンをマークする機会が増え、結果的にこれが膝の状態悪化に繋がってしまった。
しかし、新シーズンはビッグマン2人体制となるため、そうした不安は軽減されるだろう。
エイトンは、圧倒的に高い身体能力があり、得点力やリバウンド力に優れている。
これまでのキャリアは順風満帆ではなかったが、レブロンやドンチッチというNBA屈指のスターとともにプレーすることで精神的な成長が見込める。
ディフェンスではリム回りを固め、オフェンスではスクリーンによるピックアンドロールといったいわゆる「ラジコン型センター」としての役割を担うことになるだろう。
エイトンの存在により、NBAトップクラスの3&Dプレーヤーである八村はより活きるはずだ。
そう、強いチームにはハンドラーと3&D、ビッグマン、ディフェンス力のあるガードというタイプが揃っているものだ。
圧倒的なディフェンス力があるわけではないエイトンだが、213㎝のビッグマンが加入したことでレイカーズに足りないピースはディフェンス力のあるガードのみとなった。
苦肉の策とはなるが、オースティン・リーブスをトレードに出しディフェンス力のあるガードが獲得できればレイカーズはより強いチームとなるだろう。
八村もこのオフ期間で膝の状態も良好となっているはずだ。
アメリカでも日本でも圧倒的な人気を誇るレイカーズが果たして今後どのようなチーム編成に仕上げてくるのか、その動向に注目だ。
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