
オースティン・リーブス(写真:AP/アフロ)
NBAのロサンゼルス・レイカーズは、7月2日に213㎝のセンタープレーヤーであるディアンドレ・エイトン(26)を獲得したが、NBAチャンピオンを目指すためにトレードでディフェンス能力の高い選手の獲得を目指しているようだ。
トレード要員として候補となっているのは、八村塁とオースティン・リーブスとなっている。
ディフェンス強化ならばリーブス放出が最適か
7月4日には八村塁とマイアミ・ヒートに所属するアンドリュー・ウィギンズのトレード(レイカーズ側は八村とダルトン・コネクト、ドラフト1巡目指名権)がありえると『スポーツ・イラストレイテッド』が報じている。
しかし、レイカーズ側は難色を示しているとされ、現地ファンからも「八村放出でウィギンズ獲得はコネクトと1巡目指名権を付けてまで成立させるようなトレードではない」といった声が多くなっている。
レイカーズとしてはディアンドレ・エイトンが加入したことで待望のビッグマンを加えられたわけだが、エイトンはダブルダブルを毎試合記録できるほどの良いプレーヤーではあるものの、ディフェンス面ではやや不安があるのも確かだ。
レイカーズにはルカ・ドンチッチやレブロン・ジェームズ、オースティン・リーブスといったディフェンスに難のあるプレーヤーが揃っているだけに、ディフェンス力も併せ持つ八村をトレードに出すのは得策とはいえないだろう。
そのため、八村をトレードに出すのではなく、リーブスをトレード要員としてディフェンス力のあるSGを獲得した方がチームバランスは良くなることだろう。
レイカーズにとってリーブスは看板選手の1人なだけに簡単な決断ではないが、来シーズンNBAチャンピオンを目指すには間違いなくディフェンス力の高いガードが必要だ。
日本のバスケファンからしても、八村にはレイカーズでプレーしてほしいはずだ。
レブロンとドンチッチという大スターが名門チームでタッグを組むスペシャルな時期ゆえに、八村がスターターとしてプレーしNBAチャンピオンを目指すのは熱い展開だといえるだろう。
果たしてレイカーズは八村をトレードに出すのか。
それともリーブスをトレード要員とするのか。
今後の動向に注目だ。
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