河村勇輝(写真:AP/アフロ)

河村勇輝がグリズリーズと2WAY契約締結!日本バスケ界に「低身長でもNBAを目指せる」という意識をもたらす

河村勇輝(写真:AP/アフロ)
ついに河村勇輝が2WAY契約を掴み取った。

10月20日、NBAのメンフィス・グリズリーズが男子バスケ日本代表PGの河村勇輝(23)と2WAY契約を締結させたと発表した。

プレシーズンでのアピールが実を結ぶ

エグジビット10契約を交わしプレシーズン全5試合に出場した河村は、1試合平均15.1分、3.4得点、4.2アシストと目に見える結果を残した。

コーチ陣だけでなくジャ・モラントを筆頭にチームメイトからも河村のプレースタイルや性格は受け入れられており、2WAY契約の可能性が高いと目されていた。

172㎝と身長的なハンデを抱えていたが、ゲームメイクの巧さと強気なプレー、卓越したアシスト能力が買われた形となった。

日本バスケ界に「低身長でもNBAを目指せる」という意識をもたらす

2WAY契約を締結させたことで、日本人4人目となるNBAプレーヤーに大きく前進したことになる。

現段階では契約を結んだだけであり、まだNBAのコートに立てる保証はないが、その確率は大幅にUPしたといえるだろう。

なにより、「身長が低くてもNBAのコートに立てる」と思わせることができたことが日本バスケ界にとっての「偉業」といえる。

過去にも173㎝の田臥勇太がNBAのコートに17分間ほど出場したことがあるが、河村はその記録を抜く可能性が高い。

もしも今後グリズリーズとの2WAY契約が終了したとしても、他のNBAチームから声がかかる可能性もある。

日本でバスケをプレーする中学生、高校生にとっては、「自分も頑張ればNBAのコートに立てるんだ」と思わせてくれる存在となるだろう。

日本バスケ界全体のモチベーションが高まり、今後多くの選手たちがNBAのコートを現実的な目標として捉えていけるはずだ。

PGのポジションにはジャ・モラントとピッペンJrの2人がいるため、河村はしばらく下部リーグのGリーグの試合に出場する形となるはずだが、シーズン中に声がかかりNBAの試合に出場する機会も訪れることだろう。

果たして河村がいつ夢であったNBAのコートに立てるのか、注目だ。

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