河村勇輝(写真:AP/アフロ)

「NBA」河村勇輝、グリズリーズとの2WAY契約なるか!残されたチャンスは2試合に

河村勇輝(写真:AP/アフロ)
日本人4人目となるNBA選手の誕生が現実味を帯びてきている。

エグジビット10契約でグリズリーズのキャンプに参加している日本代表の河村勇輝がプレシーズンマッチ3試合に出場し、確かなインパクトを残しているのだ。

プレシーズンマッチは残り2試合!河村のロスター入りなるか

グリズリーズは、10月15日にペイサーズ、19日にヒートとプレシーズンマッチを行う。

河村がNBA選手となるためには、NBA開幕までの残り2試合で存在価値をアピールし、2WAY契約を勝ち取らなければならない。

現在のグリズリーズの2WAY契約はすでにスコッティ・ピッペンJr.、キャム・スペンサー、ジェイ・ハフと3枠が埋まっているが、本契約の枠に空きがあるため、スコッティ・ピッペンが本契約となる可能性がある。

もしもそのような流れとなれば、空いた2WAY契約枠に河村が選ばれるかもしれない。

ここまでプレシーズン3試合に出場している河村は、3ポイントで複数回エアボールとなるなどシューティング面では評価を落としているが、ゲームメイクやアシスト能力、ディフェンスの勤勉さなどは高い評価を受けている。

3戦目となるブルズ戦では、チーム2位となるプラスマイナスの数値が「+17」となるなど、実際にチームへの貢献度は高い。

グリズリーズのジェンキンズHCは「ユウキはインパクトを生み出してくれる」と評価している。

なにより、ジェンキンズHCが求める理想のPG像である「アンセルフィッシュ」を体現できている点は、かなりポジティブな要素だといえるだろう。

河村はチームの柱となるPGのジャ・モラントからも期待を寄せられている。

ブルズ戦では、ジャ・モラントから直接アドバイスを受けた。

ロスターに入る可能性がゼロの選手にNBAのスター選手が真剣にアドバイスするわけがないため、ジャ・モラントに限らずグリズリーズの選手やコーチ陣は確実に河村を戦力の1人として捉えているはずだ。

とはいえロスター入りの確率は100%に近いわけではない。

河村にできることは、プレシーズンの残り2試合でよりチームにフィットするプレーを見せることだろう。

河村は第3PGを死守し日本人4人目となるNBA選手となることができるのか、注目だ。

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