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次世代スターの河村勇輝、同級生の富永啓生と共にパリオリンピック日本代表のキープレイヤーに
河村勇輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
48年ぶりに自力で五輪出場を掴み取ったバスケットボール男子日本代表だが、20人の選手が参加する合宿が東京の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われている。
今後12人に絞られる熾烈なメンバー争いが本格化するが、6月22日、23日に行われる強化試合後に合流となる八村塁や渡邊雄太といったNBA組がキープレイヤーになることは間違いないが、トム・ホーバス監督のアウトサイド主体の戦術を体現するには次世代スターの河村勇輝、同級生の富永啓生もキープレイヤーであるには間違いないだろう。
世界ランキング5位のオーストラリアとの強化試合でメンバーが大幅に絞られる
東京で行われている合宿には20人の選手が参加しているが、22日、23日に行われるオーストラリア代表との強化試合には16名ほどが参加する予定となっている。
つまりこの合宿で4人が落とされる形となるが、強化試合後には八村と渡辺が合流した上で最終的に12名にまで絞られる。
しかし、アウトサイドの攻撃を主体とするホーバス監督のスタイルを踏まえれば、河村と富永のメンバー入りの可能性は高いといえるだろう。
河村がいかに3ポイントのチャンスを作れるかがポイント
23歳と年齢的にはまだ若手ではあるが、すでにBリーグの顔の1人となっている河村は代表でもスターター候補となっている。
ホーバス監督は非常にスピーディーな展開で3ポイントを多投するスタイルを好む。
スピードとテクニックがありチャンスを多く作り出せる河村はこの日本代表における生命線であると言っても過言ではないだろう。
PFの八村とSFの渡邊、そしてSGの富永or馬場と3ポイントが得意な選手をオリンピック本番でもスターターで並べる可能性は高い。
そのため、河村がそうした選手たちにタフなショットではなくワイドオープンなショットをいかに打たせることができるのかが大きなポイントとなるはずだ。
富樫勇樹やテーブス海など強力なライバルもいるため、12人のメンバーに入ることは容易ではないが、将来的にNBAを目指す河村であればきっとメンバーに選出されるだけでなくスターターを勝ち取ることだろう。
果たして河村はパリオリンピックで存分にその実力を発揮しNBAのチームにアピールすることができるのか、その活躍に期待しよう。
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